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Kindleの電子書籍をペーパーバック版でも出版したら、やっぱり紙の本も良かった
3月に、初めて小説を書いて、Kindleから電子書籍で出版した。
まもなく、知り合いの、年配の先生から「電子書籍はよく分からなくて。紙の本が良い」と連絡を受けた。
電子書籍を、ペーパーバックにする。
原稿は同じだとしても、見せ方を考えて細部の調整をした。
読者が読みやすい、本そのものの大きさを選ぶ。
読者に伝えたい、文章や「挿絵」のタイミング。
段落の位置が、ページの始まりになるように。 など
最終的にPDFにして原稿を提出するんだけれども、表紙原稿のデータで、1回修正指示があっただけで、修正後、およそ1日くらいで承認された。
年配の先生に紙の本になった、と伝えたら、本当に、とても喜んでもらえた。
──電子本を買ったけど、どうやって読むのかうまくできないでいました。やはり、紙がいいです!やった😊
こういう感想も、素直に嬉しい。
著者販売価格があって、実費だけで、実際の販売本を手にできる。
実際に手にとって、読んでみると、紙の質感が、心地よい。
同じく、Kindleで購入したペーパーバック版の「さよなら、赤信号(著者;ラッタさん)」の本と、僕の小説「くじらの部屋」を、並べてみた。
なぜだろう。
鈍行列車のボックス席で、互いに向かい合いながら、友達と、静かに本を読んで、通学したあの頃を思い出した。
紙の質感。
触感が、記憶と結びついていたんだ。
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