先生のキャリアマネジメントとMBO-Sの展開
まずは、先生
MBO-Sが学校組織に定着するには、
先生自身のキャリアマネジメントこそが大事だと思う。
まずは、先生自身が、
どんな先生になっていきたいか、
どんな生き方をしていきたいか、
自分自身で描くことが重要だから。
MBO-Sとは
MBO-S(Management by Objectives and Self-Control)ってドラッガーが提唱した制度で
《目標による管理と自律統制》と言われる。
学校組織だと、
「先生自身の年間目標を立てましょう。
目標に達成したか、
自己申告してください。
年に1、2回は管理職面談します。
あ、給料に影響するかもしれませんよ」
って制度。
僕が公立高校にいた時に、スタートしてた。
こういう、
支援型マネジメントが、
ビジネスの世界では今のトレンド。
でも、形式だけ学校組織に導入しても、
すぐに形骸化して、
「負担が増えただけ」
というネガディブ感情になりやすい。
管理職も、
こういう新しい支援型マネジメントの方法を
学ばないといけない時代なんだろうけれど。
学校は3ステージモデルのまま
学校の先生は、採用されてから定年まで、
安定する職業の一つだったから、
管理職世代になると、もしかすると、
新しいことを描きにくいのかもしれない。
3ステージモデル(教育期・仕事期・引退期)
という、いわゆる終身雇用制、が保存されているイメージ。
キャリアパスを描くことは生徒も先生も大事
高校だと、生徒に
「目標を決めましょう、
学習計画を立ててください、
あとで、進路面談しますよ」
って指導はよくしていると思う。
でも、
生徒にどんな生き方、
キャリアパスを描くのか、
イメージしてもらうには、
先生だって、
自分の10年後、
20年後のキャリアパスを語れるようになっていたい。
そう、
自分自身のキャリアマネジメントを考えることが必要。
MBO-Sが学校組織で定着するには、
先生のキャリアマネジメントが大事で、
そこにキャリアコンサルタントの役割もあるんだなと、最近学んだ。