登校刺激とナンパ師の共通点
まあまあ、そう言わないでさー。
ちょっとだけで良いからさー。
・・・
せっかく来たんだからさー、あとちょっとだけ。ね、あと1時間だけ、どう?
セリフだけ取り出すと、どちらも、妙に同じようなことを言ってるよね、と、不登校の親同士の勉強会で話題になりました。
子どもへの強い登校刺激は、親へのプレッシャーにもなってて、ますます、学校との距離を取っちゃうことに繋がります。
自分がされたらヤダな、って気持ちなることは、避けたいですね。
登校刺激
学校に来いよ
学校に来れたらいいよ
学校に来れるときにおいで
・・・
など温度差はあるけれど、休んだ生徒には、まずは学校に来るように伝えるのが、担任の仕事なんです。
このときに、生徒の感情に寄り添えるかどうかで、実際に生徒が登校するかどうかに、大きな影響を与えます。
でも、そもそも、最初から欠席連絡がなくて、学校からの電話に出ないと、そんな話もできないんだよね。
生徒や家庭とのコミュニケーションの取り方が難しいときも、よくあります。
そこが、担任の大変なところでもあり。
いつまでも、来いよ、来い来い、ってアプローチはしない方が、いいんだよなあ。
適度な距離感、寄り添い方は、生徒それぞれに合った方法を見つけるしかない。
見つけるためには、生徒たちとの対話をどれだけして、信頼度を高められるか、先生の対話力、傾聴力を磨くのみなんですよ。
親としての視点、先生としての視点。
相反するような「登校刺激」の見方だけど。
根底に、子どもがどうしたいのか、がある。
だから、そこを親と先生の間で、対話によって確認するのが一番重要で、対立関係を避けるべきなんだよなあ。
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