バヌアツのジャングルで環境問題を考えます
こんにちは🌞Olsem wanem?(ビスマラ語でHow are you?)
先日、我が子がゴロゴロと日がな一日スマホを見ている姿に情けなくなり「この国を良く知るためにも、冒険をしてみよう」とエコツアーへ子どもと参加しました。
ブッシュツアー、茂みの奥へ
持ち物など
朝のツアー出発です!
始めは草むらの中を進みます。
私は開始早々10分で既にへこたれて
「どのくらい歩くのですか?」と尋ねたところ
にっこりとガイドさん
「1時間くらいです、平坦なルートですから」
キャッサバは世界を救う
因みにキャッサバは沖縄以外の日本ではほとんど見られない熱帯の植物です。乾燥に強く枯れ地や痩せ地で灌漑もない貧困地域でも 栽培ができます。従って、現在の食糧問題など地球規模の問題解決にキャッサバは大きな存在感をますます示すでしょう。
バヌアツの人はイモをココナッツミルクで味付けをして主食として食べます。
サンダルウッド農家に興味
ガイドさんの説明によると、バヌアツにおけるサンダルウッドの歴史は、西洋人が持ち込んだ原木から栽培が始まり、その取引は1800年代から大盛況となりましたが、乱獲され1988年から1991年まで伐採と輸出を中止。現在は輸出をしているが主要産業ではないとの事です。
現在は衰退したサンダルウッド栽培農家をサポートしようとニュージーランド、オーストラリア政府が太平洋園芸・農業市場アクセスプログラム(PHAMA Plus)の協会を立ち上げました。大変興味深いです。
タンナ島というバヌアツの1つの島がサンダルウッドの供給量ナンバーワンですが、2013年には12.67トンを販売し約39,000,000Vt.(現在1 Vt. = 1.23495 JPYですが10年前なので1Vt.=1円で計算して良いと思います。従って3千9百万円位)の売り上げとなったそうです。彼らの稼ぎは学費、食費、医療費、婚礼費用、衣類、石鹸、灯油など日常生活に掛かるものに充てられているそうです。
バナナも現金収入ですが、基本的に一つのプランテーションでバナナ、キャッサバ、タロイモ等様々な野菜を栽培し、家族の食事にしているそうです。村人はほとんど食材をスーパーに買いに行く事も無いとの事です。お肉よりお芋を食べている大変健康的なバヌアツ人は、周辺の国よりも肥満が少ないとの事です。ジャンクフードは食べません、オーガニック生活まっしぐら。
夏休みの子ども達が半裸で必死に釣りをしています。今日のお夕飯になるようです。毎日、家族が魚を取りに海へ来ますが、今の時期は子ども達がお手伝いです。
リフレッシュメントタイム
私はもうここ迄で十分。
ものすごく暑いし海辺で涼んだら帰りたかったのですが、まだまだブッシュツアーは続きます。
第二次世界大戦の話をしながら
第二次世界大戦中は旧日本軍がガタルカナル島まで南下したことから、アメリカ軍はバヌアツのエファテ島とサント島に基地を置いていました。この”アメリカンバンドエイド”という草は、戦争中に名付けられ実際使用されていたようで、葉を磨り潰した液体で、負傷した際の血を止める役割します。実際、ガイドさんが磨り潰して見せてくれたのですが、かなりの水分を含んでいるので、雑菌を洗い流してくれる効果はありそうです。
戦争は最大の環境破壊
その他”アメリカン・カモフラージュ”という背の高い木を教えてくれるなど、今はバヌアツでは印象が薄いアメリカの存在を感じました。
こんな小さな南国が昔は列強国の身勝手な戦争の脅威に晒され、現在は国際社会の足並みが揃わないのに気候変動待ったなし。そして途上国の島が存続の危険に晒されています。人類が取り組まなくてはならない問題は環境問題であり、自然と人間が長く共存できる期間を最大限に伸ばす事だとブッシュを歩きながら強く感じました。特に戦争は最大の環境破壊です。戦争で兵器を使い地下水を汚染します。戦車や戦闘機は大量の燃料を消費し、気候変動の一因となるCO2を排出します。
ドンパチしていている国は環境破壊の恥ずべき筆頭です。
直ちに止めなくてはなりません。
お食事🍚情報
フランス仕込みのパン
French Bakery
「フランスよりバゲットが美味しい」「ミートパイはすぐ売り切れるから朝早く行って!」「バヌアツへ戻る理由があるならここのクロワッサンを食べる為だ」など、Googleではものすごいハイスコアーのレビュー。
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