『クラウン』のダイアナ元妃とBiH、そしてポロタリアンの近況
こんにちは!zdravo🌞
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(BiH)のサラエボ市から近況報告させて頂きます。
日曜日のサラエボの街角
ヨーロッパにお住いの方々はいつも通りの光景、
ひとっ子一人不在の静かな日曜の街角。
日曜日は商店もレストランもだいたいお休みなので、街中はガランとしています。
BiHの内戦は1995年に一応終結をし、復興が進み1997年には実質GDPは年率約34%という驚きの成長をした後、現在は2%前後となりました(経済が持続可能なペースで発展していることが示されていれば良いのですが、若年層の国外流出が国内問題になっています)
その1997年のBiHの様子は、ドラマ『The Crown』で垣間見ることができます。
『クラウン』season6 配信開始
Netflixの『The Crown/クラウン』シーズン6が配信を開始しました。ダイアナ元妃が1997年にBiHへ訪れるシーンがあります。
ダイアナ元妃が行っていた地雷撲滅運動のためにBiHに訪れた様子を、ドラマの映像で約5分程度観る事ができます。1997年8月9日から3日間のBiH訪問で、内戦中に仕掛けられた装置で負傷した犠牲者に会うシーンでした。
ドラマの中ではスキャンダル直後の訪問だったので、プレス会見が地雷活動よりも私生活ばかりクローズアップされて無秩序な様子になっていました。
そして豪華ヨットでバカンス中のダイアナ元妃が、貧しく差別に会うBiHの人々を救いたい気持ちを大富豪のドディ・アルファイドに語るシーンもあります。下記は2017年の『サラエボタイムズ』です。BiH訪問直後、パリで大事故が起こりダイアナ元妃は逝去しました。この事件には私も大変驚きました。
サラエボ市内で貧しい人々に会う事が多々あります。お金をせびる子ども達(学校に行っている時間帯)、うずくまって帽子だけ差し出す男性、お金に困っている諸事情をプラカードに書いて募金を直談判に来る老女・・・。様々なパターンと遭遇します。
私が若い頃には「ドラッグの購入資金源になる」とか「自立を妨げる」とか色々と他者に言われてお金を寄付することはしませんでした。
けど、今は小銭をポケットに入れて、出会ったらお渡しします。冬に向かう寒空の下、圧倒的に彼らは生きる上で不利な状況です。
四つ脚の生き物を食べずにいると
ペットロスが昂じてポロタリアンに
愛猫との別れが悲しすぎて(一時的に別れるだけですが)現在、生き物は鶏肉、魚だけ食べています。豚と牛、羊、兎などの哺乳類を食べなくなりました。クジラは元々食べません。
食生活は十人十色
海外暮らしを通して、様々な食文化の違いに驚かされてきました。
私は片親が中国系で、そのエリアでは御祝い事に鯉を食べる習慣があるようで、マルドメ生粋の日本育ちの私にはそれに耐えられなくて夜、こっそり家から鯉をつれて、近所の公園の沼に逃がしたことがありました。
また、ヨガのインストラクターの友人が飼い犬を亡くしてからヴェジタリアンになったことや、アメリカ人の学校の先生が若かりし頃、ファストフード店でアルバイトをして大量の肉を扱ってから耐えられなくりヴェジタリアンになった事、そして「外国人の夫が宗教上ヴィーガンだけど、私は子供に魚を食べさせたい」と悩んでいる日本人妻の知人など、ヴェジタリアンのプロコン(Pros and Cons)を多々聞いてきました。
日本の獣肉食の歴史は、たぶん狩猟でシカやイノシシを食べていたと思われます。しかし、仏教伝来以後は獣肉に対して嫌悪感が生まれ、禁忌食となった時代もあるようです。私はもう四半世紀、お肉を貪り食べてきたので、何百頭の四つ足を持つ生き物を平らげて来たことでしょう。
(けど、私の性格上、誘惑に負けてまた哺乳類を食べる事でしょう)