ブランディングの第5ステップ:ブランド価値の深淵
私たちの、オリジナルのフレームワークのパーツがあります。長年戦略を作ってきて、この1ステップを入れるだけで俄然と認知ゴールや戦略の深みが増してくるセッションです。
本来は公開しないものとしていましたが、本当に使えるブランディングを学んでいただき、インチキブランディングを駆逐したいので公開することにしました。
これは、多くの場面で見られる表面的なブランディングを一気に深みのあるものに変える力があります。
ブランド戦略を深める:本質を見つめ直す
ブランド戦略を考える時、機能価値や情緒価値などさまざまな価値の要素を整理し、これを基にしてターゲットとの深い繋がりを探ります。ブランドがどんな価値をもっているのか、ターゲットにとってそのブランドがどんな存在なのかを明確にすることで、より精緻な認知ゴールと戦略が作れます。
ブランド価値の根源までフォーカスしてもらう
ブランドがターゲットにとってどんな存在であるかの理解を探るために、問いかけます。このシンプルな質問が、人々の心にあるブランドのイメージや感じ方を引き出し、ブランドに新たな深みを与えます。存在は抽象化された言葉でよく出てきます。「相棒である」「神である」「母である」「愛である」「本能である」etc…。
キャッチコピーと戦略の展開
得られた深いキーワードを基に、PRや広告で使うキャッチコピーを考える際にも、使えます。これによって、ただ目を引くだけでなく、ブランド価値の根源とつながった重みのあるコミュニケーションができるようになります。。
インサイト調査での活用
デプスインタビューでは、最後に「このブランド(商品)はあなたにとってどのような存在ですか?」と尋ねることで、ターゲットの深い感情や思いを引き出します。
このようにして、ブランドの核となる価値を言葉化し、持っておきます。その言葉が認知ゴールやブランド戦略になることもあります。