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大人へ絵本memo ~贈りものとして~
☆同じ年の絵本と共に成長するシリーズ☆
生まれた年に出版された絵本をプレゼントしたら
一緒にずっと
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2016年生まれへ贈る 2016年生まれの絵本
『とうだい』
斉藤倫(文)小池アミイゴ(絵)
2016年 福音館
与えられた場所で光ることの大切さを感じます。
まだぜんぜんわからないよ。だけど灯台さんのことはすきになるよ。大人の言葉を聞かない年頃になった時に、懐かしく思ってそっと読み返して、そうか。と思ってくれたらうれしいな。渡しておくだけで、その歳月が染みてくる絵本です。
まだ4歳の若い絵本ですが
きっとそうだとわかります。
君と一緒にこの世界を見続ける絵本。
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2010年生まれへ 2010年生まれの絵本
『百年の家』
J.パトリック・ルイス (著)
ロベルト・インノチェンティ (画)長田 弘 (訳)
2010年 講談社
1900年からの100年の歳月を一軒の家が自分史のように語ります。
最後のページの家にびっくりする。家に命を吹き込んだのは人なんだけど、人が見つめてきたんじゃなくて家が人々を見つめてきたんだなあ。
10歳の節目に、これから自分の刻む歴史を想い描いて欲しい。
ちょっと大人でちょっと怖いかな。
そんな絵本をもらっても迷惑がるかもしれないけれど
10歳ってそれほどすごいことだよって
言いたいな。
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2007年生まれへ 2007年生まれの絵本
『花になった子どもたち』
ジャネット・テーラー ライル (著)
市川 里美 (画)多賀京子(訳)
2007年 福音館
お庭でのソフトミステリー。
中学生になった夏休みは短かった。
日常が変わる体験をしたから
受け入れられるファンタジー。
秋の夜長に読んで欲しいな。
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2004年生まれへ 2004年生まれの絵本
『エリカ 奇跡のいのち』
ルース・バンダー ジー (著)
ロベルト インノチェンティ (画) 柳田邦男(訳)
2004年 講談社
第2次世界大戦中のドイツで奇跡的に生きのびた、ひとりの女性の物語
お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。(中略)たとえ生きられる確率は1万分の1であっても、ゼロではない道をわが子のために選んだという母親の決意は、一筋の「生」の光を求める崇高なものとして、人々の心を揺さぶらずにはおかないだろう――
柳田邦男(「訳者のことば」より)
高校生の年ですね。
或いは社会人でしょうか。
日本も含め世界中の人々の日常や情勢に、
自然と目や耳を向けられるように
絵本から・・・・
※紹介は日本での出版年に基づいています。
絵本の年齢を見ると楽しいって言うお話です↓
ご覧いただきありがとうございます。
お話、エッセイ、詩、漫画、つぶやき、作品・・・
いつも見させて頂いています。
とても楽しいです。