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発達障害でも集中力は上がる
瞑想するメリットの一つに集中力の向上がある。
集中力のあげ方は沢山あるだろうが、瞑想ほど効果が出る方法はあまりないだろう。
なぜ瞑想には発達障害にでも集中力を向上させる力があるのか。
それは「呼吸に集中する」という取り組みに集約されている。
呼吸に集中するメリットは
1.ストレス低減
2.事務処理能力向上
3.記憶力向上
4.免疫力向上
などが挙げられるが、こういう個々のメリットを受け取ろうとしても、恐らく続かない。
それは「効果が出るまで粘り強く継続しないといけない」からだ。
私の考えでは、人は努力を嫌うわけではないと思う。
でも期待したタイミングで効果が得られないとやる気が失せるものだと思う。
だから瞑想に能力向上の効果があると聞いても「一回やっただけ」では何も得られない。
よく考えれば当たり前の話で、1日でテキストを読み切れば全部理解できる、とは誰も思わないだろう。
何度も繰り返し継続する事に最大の意味がある、それが瞑想だ。
そして、それに見合った効果は保証できる。瞑想は脳に変革を起こす、これは疑いようのない事実だ。
この取り組みよって、もちろん各種能力の向上は見込める。
しかしそんなものよりも、もっと大きな恩恵がある。
それが「集中力の向上」だ。
我々ADHDにとって致命的弱点と言っても良い、この集中力の向上、しっかりと向上する。
具体的にどのようにして集中力が向上するか、私の体験を記す。
まず、ものごとに集中し始めるのはいつも面倒だ。この点はそんなに恩恵を感じない。
面倒な感覚というのは瞑想によって今のところ向上しない。
そしてものごとの処理能力が向上したという実感も湧かない。
ひょっとしたら上がってるのかもしれないが、今のところ実感が湧かない。
集中して一つのことに熱中する、というのも、実は今のところあんまり実感していない。
昔からある集中力がそのままのスタミナかなぁと思う。
じゃあ、一体何が良くなったのかというと
「集中が切れた事を自覚できるようになった」というのが私の体験である。
調べ物をしていたはずが、いつの間にかスマホで要らぬことを見始めていた。こういう経験をしたことは誰しも一度はあるだろう。
この時にどれだけ早く「要らぬことをしている」ことに気付けるかは重要な問題だ。
もし、これに気付けないとしたら私達はいつまでも目的に立ち戻れないまま時間を浪費することになる。
そしてそうした浪費の時間は、一体どれだけ我々に侵食してきたのだろうか。
無駄な時間を過ごしている事に、いち早く気付く。これは瞑想を行い始めてから、確実に向上した。
今、自分が何をしているのかに、気付く。これが集中力の維持に繋がると私の経験では感じる。
とは言っても、まだ瞑想を始めて5ヶ月だし、本当は自覚しない能力向上もあり得るだろう。
もっと継続する事で気付く事もまだあるはずだ。
そしてもう一つ、集中に関する重要な事実がある。
いくら瞑想をしても、悩み事が解決しない間は何事にも集中できない。
とても当たり前に聞こえるかもしれない。しかしこれは重要な事だ。
つまり、悩み事は瞑想では解決しない。悩みの解決方法は個別の悩みに向き合うしかない。
もし、集中力が上がらない原因が心配事の場合、瞑想をやる前に問題と向き合い、心の平穏を取り戻すのが先だ。
問題解決から逃げるように瞑想をしても、それは瞑想という家に避難しただけだ。問題は解決していないので、気は休まらないだろう。
ここを履き違えると瞑想に効果がないと思ったり、信用ができなくなる。
ただし、心配を感じる自分に焦点を当てる瞑想や、感情のラベルを貼り、思考と感情を切り離す瞑想なら超絶に効果がある。
結論、瞑想で集中力に類する力は上がる。但し問題を抱えてる時はラベリングが効果的。
ラベリングについては別の機会に書きます。