ADHD瞑想 はちべぇさん

ADHD診断を受け、瞑想によるセルフケアを実践中。 いつか瞑想教室を始めて、多くの発達障害で悩む人の力になりたいと夢みています。

ADHD瞑想 はちべぇさん

ADHD診断を受け、瞑想によるセルフケアを実践中。 いつか瞑想教室を始めて、多くの発達障害で悩む人の力になりたいと夢みています。

最近の記事

初めての瞑想は「集中のトレーニング」に徹すべし

瞑想をしたことがない人が、ネットやYouTubeからやり方を学ぶと、ついつい情報多寡になりがちだ。 だから私がお勧めするはじめての瞑想のやり方は至ってシンプルに徹すべしと言いたい。 これまで瞑想を全くやったことがない方、また瞑想をやってみたものの長続きしない方には 「呼吸に集中する」これだけに徹すべしだ。 姿勢もなんでも良いし、時間も始めは2分で良い。とにかくまずはどんな状況が瞑想と言えるのかをしっかり体験できるようにするべきだ。 この呼吸に集中することでどのような恩

    • 快楽と幸福の違い

      ダニエル・ゴールマンという心理学者が書いた「EQ」という本がある。 search inside yourselfの本に参考文献として載っており、興味が湧いたので読んでみた。 EQとは、つまり心の知能指数である。 IQが頭の良さであることに対し、EQは対人関係スキルの上手さと言える。 このEQを研究し、社会的な成功や幸福度とEQとの相関関係を調査した結果が記されたのが本書「EQ」である。 とても興味深い研究結果が載っていたが、その中でも一際興味を引いた実験結果がある。

      • 頭が痛い時、瞑想は効果があるのか実験してみた

        私は突発性の頭痛にしばしば悩まされている。 この頭痛には、瞑想による痛みの軽減効果があるのかを実験してみた。 先日、会社で仕事をしている最中に頭痛が始まってしまった。これはよくある事なのだが、非常に困る。非常に仕事に差し障りが出る。 私は痛みが始まってしまってから鎮痛剤を飲んでも効果がないタイプなので、頭痛への対処法は帰って寝る位しかない。 しかし私には最近覚えた瞑想がある。 瞑想は何か痛みを和らげる力があるのかも知れない。そう考えた私は10分の休憩時間を使って瞑想をし

        • ADHD VS スズメバチ

          少し前の話だが、9月の初旬に、妻とお出掛けのために電車に乗った日のことである。 その日は夏もそろそろ終わりの時期に差し掛かっており、だいぶ過ごしやすい温度だったが、残暑が残る天気だった。 私たちは確かADHDの検査を受ける為に電車に乗っていた。妻は私が検査をしている間、病院近くのカフェで過ごしてもらう予定だった。 そんな日の電車での出来事だ。 電車に乗り、数駅進んだ、とある駅で、電車の扉が閉まる直前、何か大きな飛行する生物が電車の中に入ってきた。 それは鈍い羽音を立

          ADHDの私が発達障害当事者の交流会に参加してみたら

          発達障害当事者の交流会というものがある。 私はここ最近ADHDと診断されたが、にわかに受け入れがたい感情があり、自分を納得させるためにも、そして瞑想のニーズを探るためにも、この発達障害当事者の交流会に参加してみようと思った。 発達障害として生きてきた自覚がなかったわけではなく、認めたくなかったので、ずっと自分の能力の低さから目を背けてきた。 しかしこの世には発達障害を受け入れ、生きている人も沢山いるだろう。 私はそんな人たちから心のあり方を学び取り、生きやすい未来を手

          ADHDの私が発達障害当事者の交流会に参加してみたら

          発達障害でも集中力は上がる

          瞑想するメリットの一つに集中力の向上がある。 集中力のあげ方は沢山あるだろうが、瞑想ほど効果が出る方法はあまりないだろう。 なぜ瞑想には発達障害にでも集中力を向上させる力があるのか。 それは「呼吸に集中する」という取り組みに集約されている。 呼吸に集中するメリットは 1.ストレス低減 2.事務処理能力向上 3.記憶力向上 4.免疫力向上 などが挙げられるが、こういう個々のメリットを受け取ろうとしても、恐らく続かない。 それは「効果が出るまで粘り強く継続しないといけな

          発達障害でも集中力は上がる

          ADHDの私が瞑想教室に行ってみたんだけど、、、

          search inside yourself(以下SIY)に出会ってからといもの、瞑想に魅せられた私は、瞑想を教わってみたいという衝動に駆られた。 というのも、私自身、瞑想を教える人になれるものならなりたいなぁと最近感じていたのもあるし、教わったこともないのに教えるのはいかがなものか、こんなに信用ならない瞑想インストラクターはいないだろうと思ったので、だったらまずは習ってみようではないか、と思い至ったのだ。 早速瞑想の体験をネットで探すと、まぁまぁそれなりに沢山ある。

          ADHDの私が瞑想教室に行ってみたんだけど、、、

          ADHDの私が瞑想にハマった著書「SIY」との出会い

          私の職場には図書館が併設されている。 だから本が手軽に借りられるので、よく図書館を活用して本を読む。 最近の図書館のシステムはとても進歩しており、ネットで読みたい本を予約しておけば、希望の図書館に本が届いて読めるシステムがある。 本の検索もネットの様に探せるのでお手軽だ。 このように、本を読むのに適した環境もあって、雑読的な本の読み方をしている。 社会問題から数学の本まで、興味があればとりあえず借りて開いて読む。 そんな中で出会う名著は多い。 ホントに本は人類の宝だ。人

          ADHDの私が瞑想にハマった著書「SIY」との出会い

          ADHDである私のIQがいくつなのかを明かす

          ADHD検査の時にIQテストというものを行った。 IQテストとは、テストをする者の頭の能力を想定する検査のことで、wais_4という検査である。 wais_4の検査でわかる項目は大きく4つに分かれており 言語理解 言葉を用いた表現力的な能力 知覚推理 主に視覚情報から物事を推理したり、記憶する能力 ワーキングメモリー 記憶力や脳内で情報を操作する能力 処理速度 事務処理能力 の4つだ。この4つを総合的にテストし、各能力の偏差値を評価するシステムだ。 偏差値は1

          ADHDである私のIQがいくつなのかを明かす

          つまりパニック状態になる。

          とりあえず私の衝動性な出来事から書こう。 私は我慢を蓄積する傾向がある。だから妻とのやりとりに不満があってもつい心の底に沈めてしまい、感情が沈澱し、澱(おり)になって心の底に溜まっていく。 私の衝動性はこの沈澱した我慢が怒りと共に噴出する現象だ。 そして妻からの苦言に対し、言い分も極力話さず、ただ相手の主張を受け止め、押し黙り話を聞く事に専念する。 本当は言いたい事もあるし、反論も心では湧いている。これだけ文章を書いてるわけだから何にも言いたい事が浮かばないというのは

          つまりパニック状態になる。

          だって長年ジャンプをバイブルとして生きてきてしまったのだから

          瞑想をするメリットは多い。 特にADHDには効果が沢山ある。 その中でも最近体験したメリットがある。それは「今感じている怒りに気付くこと」だ。 そんなの、普通感じるに決まっている、と、そう思う人は多いだろう。しかし、ADHDに限らずついカッとする機会があるのは誰でもあり得る。 瞑想はその「ついカッとなる瞬間の自分」に気付くことができるようになるのだ。 これは本当にサラッと書いたが、カッとなることに困ってる人はおおいだろう。 きっと私だけではないし、殊更ADHDには

          だって長年ジャンプをバイブルとして生きてきてしまったのだから

          社会が王様で私が家来

          瞑想をした後は少しだけ世界が静かに見える。むしろ瞑想中の世界はとても騒がしい。 この瞑想界の騒がしさを抜けた後だから、現実世界は静かに感じるのかも知れない。 瞑想中は頭の中が忙しい。意識を呼吸に集中しないといけないし、呼吸に集中すると言っても、鼻なのか、お腹なのか、喉なのか、呼吸を感じる体の部分は色々ある。 私はいつもお腹がちょうど良いと思っている。お腹は自分の緊張度合いを表すからだ。 私のお腹は緊張していると力が入っており、呼吸が浅くなったり、強引な呼吸になったりす

          社会が王様で私が家来

          飲酒と同じ

          瞑想を続けると色々なことに気付くと言われている。 自分の考え方の偏りに気付いたり、自分の心の浅ましさに気付いたり、優しさや思いやりの心を持てたりと、とにかく良いこと尽くしで書かれている。 しかし私は思う。 それほど気付くことはない(今のところ) ただよく分かったのは、私の頭は雑念が湧き上がっている。ということだ。 そんなことよりも今のこの文章を書く時間の方が実は気付きを得やすい。 文章は私にとって自分を見る鏡のようなものなのかも知れない。 思えばどうしてか、文章を

          暴れ放題の狂った馬、それが雑念だ。

          ADHDの特徴の一つに過集中がある。何かを始めたら、時間を忘れてついやり過ぎてしまうのだ。 過集中はADHDにとってメリットのような点もあるが、逆にデメリットになることもある。 まずメリットとして、やり始めたことが案外あっさりとできるようになる。ADHDは一見、要領が良いように思われるだろう。その理由は人よりも集中して学習するからだと思う。 しかし問題はこの裏にくっついてくるデメリットにある。 飽きやすいのだ。 私が小学生の頃、計算ドリルというものがあった。これは授業

          暴れ放題の狂った馬、それが雑念だ。

          ADHDではないと、もう言えなくなった私の物語

          私は先日、医師にADHDと診断された。 ----------------------- 妻から何度もADHDだと言われ、私は大変遺憾に思っていた。 なぜならばADHDとは言い換えれば「おっちょこちょいの、うっかりはちべぇ」と同義である。 うっかりはちべぇの比喩はつまり「馬鹿」とか、「ドジっ子」とか、「あいつ、またお騒がせしてるよ」というキャラの事である。 私のセルフイメージはワンピースで言うならばルフィとか、シャンクスとか、そういう主人公?的な?キャラだった。 な

          ADHDではないと、もう言えなくなった私の物語