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本日の読書
「煉獄の丘」ウィリアム・K. クルーガー (著)
コークシリーズの3作目。
絶版になっているのでBookOffにて購入。
同著者の「ありふれた祈り」が大大大傑作だったので
他の作品も読み進めているが、もういいかな^^;
とにかく長い......
アメリカ先住民族の問題とか、銃社会のこととか、大企業の悪辣さとか
テーマが広すぎて、アメリカ人ではない僕には分かりづらい点も
多々あるし、第一、主人公夫妻に感情移入できない。
今は保安官ではないのに、どんな権利があって、捜査の「真似事」を
しているのか、それに他人の家に勝手に入り込んだりもするし、
いろいろと???マークが浮かんでくる。
で、海外の作品にありがちだけど、とにかく「作家の体力」という
気がする。
日本人の作者だと、早々と風呂敷をたたむだろうが、体力が
有り余る西洋の作家は、風呂敷を広げすぎる。
最終盤になって「これでもか、これでもか」という展開には
ついていけなかった。
とはいっても、真犯人には驚いたし、よく出来た作品なのは
間違いないです。
ただ、自分にはちょっと合わないだけのことです。
星は☆☆☆★