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寿命が縮むぞ、というお話

最近気になったニュース。

睡眠薬を常用する人は、しない人に比べ男女ともに約5年、
寿命が短いそうだ。
デターーー!(*´Д`) 論拠の薄いこの系の記事。
コーヒーを飲む人は寿命が長いだの、肥満傾向の人は
短いだの、菜食主義者は意外に短命など、もう飽き飽きしてる。
例えば、この睡眠薬のことにしても、比較するならば、
生まれた時から亡くなるまで、全く同じ環境で
同じ身長、体重で、同じ家庭、仕事環境で、
同じ家族構成で、そういう全てが同じ人で、「飲んだ人」
「飲まない人」を比べる以外に正確なデータなど
とりようがない。

以前は肉を食べると悪いと言われてたが、今では老後に
肉を食べる人の方が健康だとされている。
昔は、夏に日焼けすると一年風邪をひかないと言われていたが
今では紫外線は健康、美容の最大の敵扱いだ。
太ってても長生きの人もいれば、喫煙者でもそう。
非喫煙でも早く死ぬ人は死ぬし、癌になっても、
この前のミュージシャンのように、発見入院から
2週間くらいで亡くなった例もある一方、
癌になっても、何十年も生きる人だっている。
それに極論をいえば、いくら健康に気を配っていても
交通事故や不慮の事故、事件で亡くなることもあるのだ。

いい加減、こういう記事は掲載しないで欲しいと思う。
つまり、「人それぞれ」なのだから。

もう一個おバカニュースを。

少子化対策に、第一子出産に1000万円を給付という大学教授の提案だ。
いくらなんでも、こういう施策がとられることはないとは思うが、
それを提案するだけで、アホかって思う。
誰が考えたって、「望まれない子」が、世の中に溢れることは想像に
難くない。
偽装結婚、人身売買、精子卵子の法令外の使用、そしてその結果
生まれた子に対するネグレクトや虐待、あるいは1000万円受け取った
後の遺棄。

日本が少子化してるということは、日本のピークが終わったという
証左に過ぎない。
いつまでも人口、給料、寿命が右肩上がりの国があるはずがない。
ピークを過ぎて、今は、ソフトランディングに向かっている時期
なのだと僕は思う。
だから、それを甘んじて受け入れ、それに沿った生活設計を
していく以外に方法はない。
世界で幸福度が高い北欧諸国だが、日本より経済規模はかなり小さい。
けれども幸せなのだ。
月に30万円で生活しているならば、それを25万、20万に徐々に
減らしてゆく。
「何が何でも大学まで」という価値観を変える。
そういうことを提案する為政者はいないのだろうか。
そういった方向転換をしないと、第一子に1000万などという
アホな議論はやまないだろうね。

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