サラバ! 西加奈子
こんばんは。9月です、ファッション業界は秋冬の立ち上がりで忙しいね。はい、私も台風ではじまり、フェアがはじまり、バタバタしてますが、充実はしてますね。
9月です!秋です!好きな季節は?って聞かれたら、気分によってかわるんですが、今は秋です。
秋って気温も心地いいし、彼氏がいたらすごい楽しいよ!ってイベントがなく、どっちかとゆうと、趣味に没頭してるヲタク気質のある人間に優しい季節なんですね。読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
ほらね?彼氏彼女居なくても、自分の世界で楽しめるんです。だから好きなんです。
なんなら、読書と芸術は、1人の方が没頭しやすいし、筋トレヲタクの私にとって、スポーツなんて1人プレイやし。
でもでも、趣味に時間を費やして足を運びそこで異性と出会って、彼氏彼女と過ごすと楽しい!!イベント立て続けの冬を楽しめると最高ですね。欲張り♡♡
ちょうど台風で、我が家は半日ほど停電しました。その時、お休みですっごい暇やったんで、父親から進められた本を読みました。そんな中、久しぶりに読んだ本が、西加奈子さんのサラバ!上下。
誰もが共感できるように作られてる気がするのは私だけですか?
みわちの満足度
★★★★★★★★★☆
おすすめしたい人
·今の自分に自信が無い
·人生に満足感が無い
·家族に変なやつがいる
·このままの自分でいいのか不安がある
·大学生、高校生
あらすじ
1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。
父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。
イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずに――。
bookデータベース参照
私(みわち)ね、上巻では、主人公の歩くんに恋をしてました。なんか、好きな人の伝記読んでるみたいで、きゅんきゅんしてました♡♡
まさに理想の彼氏やったんです(笑)見た目もかっこよくて、人の顔色を見ながら行動ができて、少し変わってる、なんやかんや女の子好き。ここは、勝手なわたしの憶測なんですが、細くてなんとなく弱そう。私のタイプです。
でもね、読んでるうちに気づいてしまったんです。歩は理想のタイプじゃない、紛れもなく、私でした。
それがとっても悲しかったんです。私は、昔から家庭環境のせいか、元々生まれ持った性格のせいなのか、人に合わせて最高のいい子を演じてるらしいです。今日はおばあちゃんに可愛がられないといけない日、今私はこのタイプの人間でこの立場にいないといけないとか、分かるんです。
そして、いつも自分が一番楽で居やすいポジションを決めます。決して苦じゃなくて、どっちかとゆうと技なんです。生きて行くための技。
大袈裟かもしれませんが、これをやりすぎると、本当の自分がわからなくなるんです。その場に同化できるから。でもね、これって、意志がなく流されて生きてるだけじゃないんです。不器用に努力家なんです。もしかすると、今の日本人に多くないかな?そんな気がしてきた。
技を身につけて、私はすごい今までしんどかったんやなって、どこかですごい不安やって、いつか何も自分の人生で大切なもの見つからなくて終わるんちゃうかって。一見私は夢があって、意思の強い女の子に見えますが、情緒不安定で、かなり臆病です。本当はね。そんな私に、もっと本気で探してみろ。探していいんだよ、大丈夫。所詮人は人だから。って優しく教えてくれた気がしました。
人生もっと本気で生きたくなる1冊でした!
面白かったシーンは、歩くんがエジプトでヤコブと出会って、小学生時代を謳歌するところ!読んでる私もヤコブきたーー!ってなりました。エジプトに行ったことないんですが、行きたくなりました。いや、いつか行こう。
私の芯はね、実は、サラバ!を読んで、考えて考えて考えて、なんとなく見えてきてます。
気づけたんです。この本でね。
今まで、気付こうと思うこともなかったんで。
普通に嬉しいです。
では、はじめての感想文でした!