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【春に向けて必見!】保育所・幼稚園・認定こども園「要録」ビギナーにおすすめ! 意義と書き方、例文が満載の関係書籍ご案内!
こんにちは、保育•幼児教育編集担当のHです。2025年ももう2月となりました。
保育者の皆さんはこの時期、次の担任に向けた要録作成の真っ只中ではないでしょうか?
そこで今回は、中央法規出版で発行している要録関係書籍を紹介します。
そもそも「要録」とは?
要録とは、次年度の担任に向けて、一人一人の子どもの育ちの様子を伝える記録です。施設形態によって呼称は異なり…
保育所は「保育所児童保育要録」
幼稚園は「幼稚園幼児指導要録」
認定こども園は「幼保連携型認定こども園園児指導要録」
が正式名称です。
作成義務も施設形態によって異なります。
保育所…5歳児クラスの園児
幼稚園・認定こども園…3歳児クラス・4歳児クラス・5歳児クラスの園児
このように、幼稚園や認定こども園の幼児クラスの担任が毎年作成することに比べて、保育所は5歳児クラスの園児が小学校の担任に伝えるときにしか作成しません。「今まで5歳児クラスの担任をしたことがなかったから、今年初めての要録」という保育者も多いのではないでしょうか。
施設形態によって異なる「参考様式」
保育所は厚生労働省、幼稚園は文部科学省、認定こども園は内閣府と、それぞれの所管ごとに要録の参考様式があります。
中央法規の要録本は3冊!
中央法規で発行している要録関係書籍は次の3冊です。
まずは要録のイロハがわかる入門書
『幼稚園、保育所、認定こども園対応 子どもの育ちが見える「要録」作成のポイント』
●神長美津子、阿部和子、大方美香、山下文一=著
要録とは何か? 何の目的で作成するのかなど、初めて要録を書く保育者にお勧めです。
次に紹介するのは、現場のニーズも高い文例集。
『幼稚園、保育所、認定こども園対応 事例で学ぶ「要録」の書き方ガイド』
●神長美津子、阿部和子、大方美香、山下文一=著
子どもの育ちが見える書き方とは? 要録は保育者の保育の証ともいわれます。1年間その子どもにかかわったプロセスをどのように次年度の担任に伝えればよいのかがわかる1冊です。
最後にご紹介するのは、昨年発行したばかりのホヤホヤ。
『幼稚園、保育所、認定こども園対応 配慮を必要とする子どもの「要録」文例集』
●藤原里美=著
最近は発達に凸凹のある子どもだけでなく、外国にルーツをもつ子ども、家庭に困難がある子どもなど、さまざまな配慮を必要とする子ども・家庭があります。
そうした子ども・家庭をかかわりが途切れることなく、次年度に伝えるための考え方と具体的な書き方を紹介しています。
「個別の支援計画」の新刊も!
さらに、藤原先生は「個別の支援計画(指導計画)」に関する新刊を出されたばかりです。
『5つのステップで取り組みやすい! 保育所・認定こども園・幼稚園対応 配慮を必要とする子どもの「個別の支援計画」』
●藤原里美=著
記入ステップは「現状」「アセスメント」「目標」「支援方法」「結果」の5項目のみ。手軽に計画作成に取り組むことができます。
『配慮を必要とする子どもの「要録」文例集』と同様に、子どものタイプに応じた実例が豊富に紹介されています。
計画の実例を通して、発達を見極めながら、スモールステップできめ細やかに支援する方法がわかる内容となっています。
藤原さん、YouTubeチャンネル「藤原里美の発達支援ルーム」もご好評。この機会にチャンネル登録をぜひ。
そして、YouTubeチャンネル「中央法規出版 保育・教育分野」では、まれに私編集担当Hも出ているかもしれません。よろしければ、こちらもぜひご覧ください。
前述のとおり、要録は保育者の1年の保育の証です。子どもたちがスムーズに接続できるよう、要録を有効に活用しましょう!
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