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傘餅という風習 満中陰を終えて
先日延期になっていた祖母の満中陰(四九日)を行い「傘餅」を初めて用意しました。
代々和菓子屋をされている専門店でも今は取り扱いが少なく、昔ながらの住宅街の実家ですが、何軒か尋ねてやっと用意して頂くことができました。
万が一手に入らなかった時、
我が家がお世話になっているお寺さんにも…
「最近はネットでも購入できますから!」
と笑顔でお答え頂きちょっとビックリでしたが🫢
ホントだ!楽天市場でも取り扱いが‼️
傘餅とは
49個の小餅と1枚の大きな「のし餅」で構成されております。
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7個の丸い小餅を円形に並べ、その上に同じ小餅を7個づつ積み上げていきます。
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そして、一番上に大きな丸いのし餅を重ねて
蓋をするような形に…
重さは一升程と言われてます。
なぜ傘餅を用意するの?
諸説色々あるようですが、
満中陰までの49日間の旅をする死者のための食料と傘を表していると言う説
地獄道へ行く事になった死者のために、お餅をお供えして死者の手足に釘を打たれないようにする説
餅が人間の骨を表し、死者の六道の行き先が決まった時、餅が死者の骨となる説
などがあるようです。
地域や宗派などもさまざまだそうで。
法要を終えると
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お坊様が傘餅の一番大きなのし餅の部分を切り分けて行かれます。すげ傘、顔、首、腕、脚、胴、杖と切り分けられたのし餅は、人型に並べられました。すげ傘を被り、杖を持った極楽浄土への「お旅立ち」の姿を表しているとのこと。
そして、人型のお餅は遺族に分配されます。
お腹の調子が良くない人は胴の部分
膝の具合が悪い人は脚の部分
肩が痛い人は腕の部分
それを持ち帰って食べれば、その部分の調子が良くなるそうです!
私は銅部分を頂きました。
実家の1人がけソファを見ていると
今だに祖母がニコニコ座っている姿が投影されます。
お坊様も全く同じことを感じていらっしゃるとのこと。
お仏壇の写真もニコニコです!
岡部雅子はこんな人(自己紹介・プロフィール)
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