知らないとヤバい⁉理想のキャリアを手に入れるには遠回りも必要な8つの訳
モヤキャリ相談室は6か月での成長率を考えます
タイムパフォーマンスという言葉がありますが、最短距離で最高のパフォーマンスを目指そうとしてしまう時代です。
しかしキャリアというのはすぐに結果が出るものではありませんし、同じことをいろいろな人にやったとしても、同じ結果が得られないというのが特徴です。
社内で出世を目指すのか、趣味×本業でコンテンツマスターを目指すのか、本業の周囲でフリーランスとしてコミットメントマスター目指すのか、会社員をしながら、ウーバーイーツの配達員のようにギグワーカーと働くのかというゴールが各個人に違いますし、覚悟も違うからです。
カリキュラムとしては、次の8つのステップとオンラインでのセッションを繰り返しながら、6か月後にどれだけ成長できるかという点にフォーカスをしていくことにします。
個人のゴールから逆算をしていくことになります。
一度このやり方を身に着けると、自分自身でも再度フレームを作ることができるので、再現性が高くなります。
6か月で目標に到達するには!?
大きな目標を立てたとしても、達成できずに終わってしまうことって、結構多くあります。
例えが極端かもしれませんが、素人がいきなりエベレストに登頂することはできないのと同じなんです。
無茶苦茶な目標設定をしてしまうと、挫折も早いというのが特徴です。
また、1人でやっていてもモチベーションの維持が難しく、「まっ!いいか!?」というように勝手に妥協をしてしまうため、成長をしていないことに焦ってしまう。
最近では、タイムパフォーマンスという言葉があるように、時間を短く、効率的に、生産性を上げていくことが求められるようになり、どうしても最短距離を最高速度で駆け抜けたいという人も増えている。
正しい方向で正しい努力をすることができればいいのですが、キャリアについては正解がないのが特徴です。
なぜなら、実力ってはっきりしたものがわからないからです。
日本選手権、世界選手権、ワールドカップ、オリンピックなど、その年、その種目のNO1を決める大会がないからです。
実績があるといっても、会社の看板があり、サポートメンバーのおかげがあり、流れに乗っていたことがありますが、そういう人の場合は特に自分の実績としてアピールしがちですが、実は違うということに気づいていません。
1.自分は何者!?
過去‐現在の可視化、言語化をしていくことからはじめます。
宿題として簡単な年表とエピソードを教えてもらい、職務経歴書を見させていただきます。
そこから自分は誰なんだ!?ということをテーマにして、スタートをしていくことになります。
自分自身の内面をしっかりと知ることで目の前の壁を越えていくためにはどうしたらいいのかを考えていきます。
自らの心の奥底へ踏み込んでいくので、トラウマだったり、地雷だったりすることも臆せず質問をすることになります。
強い防具や剣をもって戦いに行くわけではなく、あなたという人を徹底的に分析をして丸裸にしていきます。
今までに知っているあなた、隠しているあなた、気づいていないあなた、知らないあなたなど、いろいろな角度から考えることで見えてくることがあります。
2.終わることのない自己探求
次のステップとして客観的な自己分析をおこなっていきます。
自己分析をしていくときに、自らの心の奥底に踏み込んでいくのは、樹海の中をさまようように、ちゃんとした自分を持っていないといろいろなところをグルグル回っているだけで、成長していないことに気づけない。
周りの評価を気にすることなく、自分というものがあれば生きていけるという強さがそこになければなりません。
未知に対する不安は持っているけど、探検、開拓をしていきたいという自分と、既知としてなんとなく知っていることやわかっていることをやっていきたい自分がいる。
既知の自分については、狭く深くなり、掘っていくしかなく、広がらないイメージがついて回っていく。
評価を気にせずに、自分というものがあって生きていける強さを持っていると、軸を持った自分がいる。
迷ったときに戻ってこれる場所があるということはすごく大切なんです。
自分は大したもんだと感じてしまったり、思ってしまったら、成長することはなくなる。
せっかく上ってきた坂を数十倍のスピードで下っていくだけになり、ブレーキがきかない状態でどこまで行くのかわからない。
3.譲れないもの、譲れるもの
自分が大事にしている価値観の可視化、言語化していくことにしましょう。
転職をするのであれば、仕事内容、会社、年収、転勤の有無、家から近い、リモートワークが可能など、いろいろな条件が上がってきますが、譲れるもの、譲れないものをはっきりすることで、軸を作ることができるようになります。
最近では、中途採用でも総合職であるケースも多く、転勤の有無、リモートワークの有無、育児休暇の取得率など、多岐にわたって質問を受けるケースがあり、企業もここ数年での働き方改革の一環ですから、数値化できていなかったり、ルール化できていないことがあります。
副業OK、リモートワーク可能、育児休暇などについては、始まったばかりであるため、数値化することができていないことも多いので、ルールができているのか、これからつくるのか、自分が譲れないものをリストアップする。
仕事上で自分が大切にしている思いであったり、こういうことをやっていきたいということもリストアップしておくといいでしょう。
自分のキャリアプランと会社の起用方法が異なる場合については、入社後のイメージ乖離につながってしまうので、面接で聞くことはもちろんですし、内定をもらってから確認することを忘れないようにしてください。
4.商品価値は年々目減りしているもの
現代のキャリア構築における重要ポイントの情報収集をしていきながら、幸福度が上がる方法を探していきます。
これはキャリアの話です。
20代のうちは選択肢がたくさんあり、自分の興味を持った会社を転職先として選択することができます。
30代になると管理職になるのか、現場に残るのかで選択肢が分かれて、未経験の分野には飛び込むことがなかなかできなくなってきます。
40代になると、管理職候補または幹部候補として採用されるケースが多くなり、現場にのこるとしてもすぐに実績を残さないと代謝させられてしまう。
というように、時間軸をしっかり意識しないといけません。
企業の賃金カーブについては、20代から右肩上がりになり、40~50歳をピークに、その後は定年まで右肩下がりになるのが9割。
インセンティブがついたり、ボーナスがついたりするけど、これはラッキーであり、必ずしも手に入れられるものではない。
理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームの人事評価によって、ボーナス係数が変わり、相対評価によってボーナス係数がかわる。
年功序列が廃止されてしまったから、昇格もあれば、降格もある。
そんなビジネスパーソンゲームに嫌気が差したら、転職という選択肢が出てくる。
5.誰もが不安を抱えて、前へ進んでいる
現在所有しているスキルの可視化、棚卸をしていくことをしていきましょう。
コロナショックの影響のように、予定されていたものが何度も先延ばしになり、いつ行われるのかわからない状況のままでいるということは、すごく緊張と不安が募ってしまい、ストレスフルの状況が続いていることになり、こういう状況からは早く解放されたいという気持ちが大きくなる。
モノゴトには自分の力でどうにもできないことと、自分の力で変化をすることができるものがある。
自分の力でどうにもできないことを考えるよりも、準備をすることに集中をすることをオススメする。
チャンピオンが賞賛されるのは、全力で目の前の課題に対して戦ってきた結果であり、勝ち負けだけでは判断されにくいものが多い。
負けた人々も本気で死に物狂いでやってきた結果、ベストを尽くしたけどかなわなかったということもある。
負けたほうについても本気で負けたという気持ちにならないと、その経験や自信が次の挑戦へつながっていくわけですから、本気で120%の力で目の前の課題や問題に対してやりきる力が必要である。
6.未来は誰でも変えることができる
未来の可視化、言語化をしていくことにしましょう。
本来のキャリア相談って、転職ありきじゃなくて『私ってこれからどうすればいいですか?』に対して客観的な立場からアドバイスできることじゃないかなぁ?
これからの時代はいい意味で会社を利用して、自分のキャリアを作り上げていく時代になったと。
過去の成功体験や価値観が全く通用しない時代になったと、私はこれが本当のキャリア相談だと気づきました。
転職ありきでその人の可能性をつぶしてしまう案件を紹介して、入社させることではないということ。
あなたが一番大切にしていること、未来のイメージについてとことん聞いて、目の前の人を見て、長所をひっこ抜いて、コピーつけて、テストマーケさせて自分らしい仕事を見つけ出すお手伝いをすること。
また、履歴書、職務経歴書を見ながらヒアリングして、その人のキャリアのハイライトを指定して、文章の添削をして、面接のアドバイスして
一番その人が口ごもる部分を先に突っ込んで一度絶望してもらって、本番の転職面談よりもシビアな現実を突きつけること。
さらに、旦那ブロック/嫁ブロックがあった場合、キャリア相談しながら夫婦関係も同時に好転させることなどなど。
キャリア相談とは、生き方相談。
相談に来たからにはちゃんと応えたいし、変に遠慮して接するのは失礼ですよね。
有料にしている理由としては、きちんとお応えをしたいということはもちろんですが、寄り添いながらも最適解を見つけるために一緒に考えることを大切にしています。
不必要に厳しいことを言うつもりはないけど
・もういい歳だし…
・子供がいるから…
・転職の回数が多くなったから….
・親の介護があるから…
・家のローンがあるし…
こんな注釈を感じたら遠慮なく突っ込ませていただき、「そもそもあなたはどうなりたいの?」を再定義させていただくような、そんなキャリア相談をしていこうと思っています。
転職をしなくても現職で、または、副業、兼業することで、あなたらしさを追求しながら、一番輝ける方法を一緒に探します!
7.自分はどう見られたいのか?
自分は何者か?の文字起こしをしていくことになります。
あなたのアイデンティティは何だろう?
これはあなたの原体験から実績や肩書がそれにあたるのかもしれない。
十人いれば十通りあるわけで、個性でもある。
Who am I?→自分は誰なんだ!?
「もっとも人生で素晴らしいことはあなた自身でいること」っていうけど、自分自身でいることって何だろう?
ここは人それぞれ違う回答が返ってくることになる部分でもある。
過去にどんな体験をしてきたのか、どんなことを失敗してきたのか、どんなことを成功してきたのか、目の前にある壁を超えるために何をしてきたのかによって変わってくる。
「正解がない」ので一番難しく、セッションをしていくうちに見えてくることがよくある。
人より上に立ちたい自分がいて、人より上にいることでメンタルが安定することは誰もが持っていることです。
みんなから褒められたい、賞賛されたいなどの承認欲求を満たすために頑張っている人もいる。
そんな評価を気にすることなく、自分というものがあって生きていける強さがあるのではないだろうか。
8.人それぞれにやり方も結果も違うもの
自分は何者か?アウトプットをしていくことで、共感性があるのか、ストーリー性があるのかなど、いろいろな角度から仕上げていきます。
キャリアをイメージする時にいつもの話をしていることがあります。
就職、転職をする会社で誰とどういう仕事をしていくのか?ということです。
会社の規模や年収などに目が行きがちですが、実はどんな仕事をして、どんな経験をしてきて、今後どうなりたいのかを考えてほしい。
過去、現在、未来をつないだ時に、あなたのやりたいこと、できること、やらなきゃいけないことがどんどん出てきます。
電車やバスなど公共交通機関にも行先があり、始発や終点があるように、キャリアについても目的地が決まっているから最短距離で向かうことができるようになります。
モヤキャリでは目的地を決めて、最短距離で向かうことはもちろんですが、それがのちのあなたのキャリアとしてプラスされることになるでしょう。
モヤキャリで不測の時代に備えてほしい
転職しようがしまいが、自分がどの看板を背負うのか?
どの看板を背負ったほうが自分のやりたいことができるのか?
ここを真摯に考えるべきです。
考える問いはシンプルなんです。
『自分は今、やりたいことができているか?』
この問いに対してYESといえるならば素晴らしいことです。
そのまま行きましょう。
NOならば、これはすぐに準備に入らなくちゃいけない。
今の仕事が順調でも関係ない。
その順調さは自分が「強く、賢いもの」だから生まれているだけであって、変化に対応できているとは到底言えない。
やりたいことは言葉に定義しなくちゃいけない。
その言葉は、力強く、人を巻き込むパワーがある。
だからパンチが効いてて、切れ味があり、ワンフレーズで覚えられる聞きやすさがあるもの。
だから人々の注目を集め、期待値が高まる。
自分のやりたいことを明確にできる人はいつの時代も、どんな変化が起きても大丈夫です。
だって、その言葉に人々が注目し、リソースが集まってくるから。
これが一番変化に対応しやすい形です。
環境がどんなに変化しても自分のやりたいことが明確であれば、変化に対応できると思っています。
『自分は今、やりたいことができているか?』
これを言葉にできているか。
つかみになっているか?
構想を話しただけで「面白そう」って言われているか?
お金を払ってもらえるものになっているか?
キャリアコーチングより、メンタルトレーニング
モヤキャリ相談室はメンタルトレーニングのイメージがしっくりくる。
キャリアコーチングという言葉については少し違和感がある。
行きたい場所へ水先案内人のように導くのがキャリアコーチングのイメージですが、その人の会社のルールがわかっていたり、評価制度について理解をしているなら可能ですが、基本的には自分の力では何もできない。
自分の力で変更をすることができないことに注力をしてしまうのはすごくもったいない。
いわれたとおりにやったとしても、会社の総合評価についてはその通りになるかどうかわからない。
理不尽と不条理の世界において、その中で戦った結果として評価という形になるわけですから、そこへ行けるという確証はありません。
自分の力で変化をさせることができることに注力をするべきであり、寄り添う伴走者であり、よき理解者であり、よき相談役として、成長を助けることができるかどうかがポイントになるでしょう。