知らないとヤバい⁉キャリアの完成形を妨げる3つの要因とは⁉
完成をすることはない
スペインのサクラダファミリアは今もなお建築中である。
作り始めてからどれ位の時が経とうとしているのだろう。
キャリアについても同じことがいえるのではないだろうか。
新卒大学生や20代の転職者に会うと特にそう思うことがある。
情報がたくさんあるからこそ、本質を見抜けていないというのが現状です。
キャリアアップとか、やりたいことをやるということに集中していて、周りを見ることができていない、俯瞰の位置から見れていない、大局観を見ていないのではないだろうか。
これからの時代はゼロからイチを作り出すことは難しい。
またいろいろな規制をされているなかでやっていくので、昔に比べるとやりにくいということがよくある。
仕事でこれを極めるということはそう簡単にできるものではありません。
石の上にも三年というけれど、やっていくうちにキャリアが形成される。
25歳、28歳、30歳、35歳、40歳という周期でキャリアの見直しが必要です。
新卒で入社をしたとしても選んだ会社が3年後、5年後に存在している保証はないから。
銀行や証券会社が潰れた90年代に比べれば大手企業の倒産という話はあまり聞きませんが、買収をされる企業があったり、グループ企業参加に入るなど、企業の合併話や資本提携をすることの話は今でも続いている。
キャリアを悩むとキャリアを考えるは違う
悩むということは問題を厄介にさせることになります。
いろいろな情報を頼りにしてしまって、自分探しの旅に出てしまう。
やりたいことがわからないのであれば、自分の強みを見つけることを忘れてしまっているケースが多い。
最近特に20代中頃の社会人3年ぐらい経過をした社会人に多い症状でもあります。
新卒から入社をして仕事を覚えてきた頃に、ポストの渋滞が起きていることに気づく。
そして、新卒の時に入社できなかった企業の転職情報を見て、リベンジ転職だとかいってしまうことが多い。
隣の芝生は青く見えるということになる。
第二新卒ぐらいであればやる気が中心となるため、チャレンジャー精神にあふれている人であれば、会社の社風や環境があうと判断されると採用される。
年収も高くないし投資という部分が多くなっている。
キャリアを考えるというのは、目の前の仕事に全力投球をしてじぶんの強みを活かす。
シンプルに本質をついて考えることができるので、きちんとキャリアを描ける。
自分が任されているポジションでいろいろと実績を残すことが必要になる。
そうして社内の信用預金が溜まっていくため、じぶんがやりたい仕事につける確率が普通の人の何倍にも膨れ上がるというわけ。
只中というのは常に不安と恐怖と戦っている
メンターの人から言われた言葉。
「努力を努力といっているうちはまだまだひよっこ。努力を努力と言わなくなって、他人様から認められたら半人前。自分を信じて努力をしてきたから、他人が認めてファンができたら1人前。」
いまでもこの言葉は頭の中から抜けたことは一度もない。
自己評価と他人評価が一致することはないわけだし、実績をしっかり残して、信用を勝ち取ることができないのであれば、正しいことをやっているとはいえないのではないだろうか。
これからの時代、解決金制度が成立してしまうと、法律で守られていた労働者が守られる時代は終わりを迎える。
個人がどれだけ活躍できるのかというのがポイントであり、これからの人事制度についても大きく変わっていく部分である。
日本人の特徴でもあるチームでコツコツとやっていくことは時代遅れであり、グローバル化の波に巻き込まれているからだ。
これからは自分のポジションを守るのに必死になる時代になるだろう。
正社員が安泰であるという時代は終わりを迎えるだろう。
これからはフリーランスと同じように、いつキャリアの突然死が起きてもおかしくない時代へと突入していくのだから。
個人商店の集まりとして企業の運営がなされていく時代である。
自分探しの旅だとか、キャリアに迷っている時間はないといえるだろう。
そんなことをしているうちにあっという間に置いてけぼりになってしまう。
そうならないためにも、英語力とプチスキルを身につけてほしい。
タグ付けを怠らない
いろいろな原体験を積んでいく時代であり、好き嫌いせずに何でもやって見る時代へとなりはじめています。
友人知人の手伝いからはじめてもいいし、副業サイトに登録をしてやり始めてもいい。
小さな一歩だけど、「時間がないからできない」「国や政府、会社に身を任せることは危険な時代」などと批判や評論をしている時間があるのであれば、泥臭く、格好が悪いかもしれないけど、動いたもん勝ち。
原体験として言葉に変えることができるのであれば、成功も失敗もしていないし、遠回りしてもいいからやってみてほしい。
副業が禁止されているのであれば、副業OKの企業へ転職してもいい。
いきなり高いハードルを設定せずにできることから、コツコツと始めてほしい。
常にアップデートをしていかないと時代の流れに置いてけぼりになってしまうけど、常にアップデートをしながら進化をし続けることが必要になってしまった時代。
国や会社、制度のせいにするのではなく、働き方改革の本質は何なのかをしっかりと見極めないと、失業のワークシェアリングに巻き込まれてしまうことになるので注意が必要です。
スポーツ選手みたいな考え方
昔一緒に仕事をしていた人が教えてくれたこと。
スポーツ選手のように、1年ごとに会社の査定と自分の査定を付け合せる。
自分の査定と会社の査定に乖離があるときは、自分が会社の期待に応えられていない。
自分の査定と会社の査定が一致したり、自分の査定が会社の査定を超えた時に、契約終了で転職をする。
転職をすることは信用と信頼をゼロリセットすることになるので、年を重ねるときつい状況になっていく。
信用と信頼を得るためには、ハードワークが重要であり、優先順位はもちろんですが、スピード感も重要になってきます。
初手を間違えてしまうと信用も信頼も得ることができず、期待外れということもあるし、最初の評価が悪いと試用期間で雇止めということもある。
面接ではプレゼンテーション力が高い人ほど、仕事になると意外にできないということもあるから気をつけたい。
この会社で学ぶことが無くなったとか、成長しなくなったからというのはすごくかっこよく見えるけど、実はいろいろなドラマが裏にあるのは言うまでもない。
年齢を重ねるごとにうまく表現をしていくことにたけてくるため、自分を大きく見せることによって、できると思ってしまうことが多い。
だから、ミドル層以上の転職が難しくなっている理由の1つである。
コロナショックの影響で一気に変化をした働き方改革
リモートワークはできません。
対面での商談が当たり前だったのは2020年の3月まで。
コロナショックの影響で今まではNGだった働き方がOKになった。
同時にリモートワークになったため、仕事が長時間労働になる人、納期ぎりぎりに発注をしてくる人など、人間性も見えてくることになった。
リモハラという言葉が出てくるようになったが、常にマイク、カメラをONにしていたり、人の部屋をカメラで見せろなどという普段では周りの目があるからできないことがやれてしまう管理職が増えたのも事実です。
後輩いじりのつもりでいったとしても、コンプライアンス上アウトのことを平気でやってしまう。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切らなきゃいけないにもかかわらず、混同してしまい、管理職という立場をうまく利用していたケースが多かった。
リモートワークに変化をしたときに生産性と効率性がうまくなった管理職と、リモハラ、パワハラ管理職で低生産の管理職がはっきりと分けられるようになり、それが早期退職につながっていった。
早期退職のニュースと解決金制度
早期退職のニュースについては、いろいろな企業が実施をしているのは事実です。
大手企業に入社をしたから安泰、労働人口が減少するから早期退職の対象にならないと、楽観視をしている人もいらっしゃいますが、現実は実にシビアである。
組織の話をするときに、2つの話を研修では話をしています。
1つは2:6:2の法則。
もう1つは理不尽と不条理でおこなわれるビジネスパーソンゲーム。
組織を語るときによく言われているのが、2割が優秀、6割が普通、2割が劣等ということ。
下位の2割を代謝させれば組織がより活発になると考えられているが、実は6割の普通から2割の劣等が発生している。
いわば組織の無限ループがそこにはあるということ。
もう1つは、今までのキャリは正社員として身分を保証する代わりに、会社のいうことを聞いて、転勤・転居を伴う人事異動をしてもらうことが当たり前だった。
2010年ごろから、転勤転居を伴わない地域限定社員という雇用方法が確立されて、2020年ごろからは欧米のようなジョブ型を導入する動きになってきた。
しかしそこには大きな問題が1つ転がっていることに気づいていなかった。
それは2010年ごろから解決金制度について、永田町の先生方が話し合いを始めたといっていたが、経団連などの反対にあい、ペンディングになっていたことは忘れ去られている。
トヨタ自動車解消の終身雇用崩壊論、サントリー社長の45歳定年論、コロナショックの影響で急速に変化をした働き改革が進むと同時に、解決金制度が再燃してきた。
ジョブ型の採用から欧米流の働き方へ
ここ数年でよく言われるようになったのが、ジョブ型への移行です。
ただし現在の日本の法律に準じていくとどうしてもひずみが出てしまう。
今までの総合職として、会社にキャリア権を預ける代わりに雇用を守ってもらうことはなくなりそうです。
これからの時代はスポーツ選手と同じように、単年で成績がでない、会社の評価が悪いということになると、解雇という文字がちらつく時代です。
今現在の法律では労働者保護になっていますが、解決金制度が出来上がることによって、解雇をしやすく、人材の流動化を促すことが表向きの理由であるが、裏を返せば会社に貢献できない人材については容赦なく代謝してもらって、低賃金で長時間労働をしてもらう若手を採用したということになる。
一気にジョブ型に変化をしていくのではなく、徐々に欧米流の働き方が当たり前のようになり、ニューノーマルな世界ということになるかもしれません。
日々是勉強、日々是経験、日々是アウトプット
リカレント教育や学びなおしということが言われるようになったのがここ数年です。
将来のために資格取得を目指す人が多くなっていますが、資格取得を目的としていたら、宝の持ち腐れというより、投資的な視点からいうと失敗である。
なぜなら、資格取得まではがむしゃらに勉強をしていたとしても、原体験がないからなかなか稼げないというのが特徴である。
資格取得をしたからゴールではなく、そこからがスタートだということに気づいておらず、この資格を取って稼げるようになるまでどれぐらいかかるのか、どんな経験が必要なのかという想像力が足りない人が実に多い。
国家資格、公的資格、民間資格では全く違うということに気づいていない。
どんな資格を取得して、どんな働き方をするのかということを考えないといけません。
すぐに売り上げが上がることはありませんし、絶対に稼げる!確実に稼げる!という言葉はつかえないのが特徴です。
副業・複業を通して原体験を積む
週末起業で稼ぐ人、趣味を副業・複業として稼ぐ人、本業の周辺で副業・複業をしていく人、ギグワーカーとして働く人などいろいろな人が動いている時代です。
すぐに稼げるようになることはありませんし、結果が伴わずに諦めてしまう人もいます。
副業・複業をやる場合については、1人でやるより複数人でやることをオススメしています。
あなたがやっている副業・複業について、いろいろな人が認知をしてくれているから、何かあったら相談をしてみよう、サービスや商品を購入したいと思っている人もいる。
売上が上がればスキルを求められていることも実感をすることができるのはもちろんですが、自分名前で稼ぐことができるようになると、会社員の時とは違う実感を得られることは間違いないでしょう。
その後新しいチャンスを得ることができるのは間違いありません。
相手の期待を超えることができるようになった時、人の縁が広がっていくことはもちろんですが、SNSで発信をし続けることによって、あなたの友人、知人に対して認知をしてもらうことで、困っている友人、知人に対して紹介をしてもらうこともあります。
副業・複業をはじめるなら、入社と同時に始めてもいいですし、20代のうちからフットワーク軽くはじめてほしい。
長期的な視点から逆算をしていくと、35歳までには副業・複業を軌道に載せて、3本以上の事業で収益化をすることができたら、会社からの早期退職の打診があったり、リストラになってしまったとしても、食い扶持は確保することができるでしょう。
そのためには、いろいろな人と出会い、ビジネスのノウハウを徹底してパクッて、自分の副業・複業で進化をさせることが必要になるでしょう。
冒頭でお伝えしましたが、副業・複業の共通点を見つけ出して、そこを深掘りすることで、リストラの恐怖や早期退職の恐怖と戦うことができるようになるでしょう。
45歳定年制が現実味を帯びてきた!?
新卒入社した会社で決裁権を持つことができる、課長職以上で俗に経営幹部候補といわれる人は、10%といわれている。
残りの90%については、係長どまりというのが理不尽と不条理のビジネスパーソンゲーム。
終身雇用、護送船団方式の年功序列は崩壊したといわれて、30年近くなるが、やっと山が動いたのがつい最近である。
オールドボーイズネットワークが崩壊するまでは時間がかかるのは当たり前ですが、メンバーシップ型からジョブ型へ移行していくまでに30年かかった。
オールドボーイズネットワークが壊れるまで30年となると、2050年代。
労働人口の不足が騒がれており、2040年代には1100万人不足するといわれている。
AIのテクノロジーの進化によって、クリエイティブな仕事から、事務仕事まで人に変わってAIがやるとまで言われている。
テクノロジーの進化や時代の進化に合わせていく時代であり、共感と等身大のマーケティングの時代です。
今までのあたりまえになっていることを、非常識にするまでにはそれなりの時間がかかる。
時代の流れや運がタイミングよくあったときに、一気に山が動いていくことになる。
山が動くまではいろいろな発信量を持っている人たちが、いろいろなことを言っていく時代でもある。
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