知らないとヤバい⁉20代で身につけてほしい3つの力
やりたいことや夢がなくていい⁉
3月になり、各地で卒業式があり、内定者研修があり、内定式があるという時期になってきました。
大手企業で内定をもらっている学生さんから、モヤキャリ相談室にご相談がありました。
「実は内定をもらっているのですが、やりたいことや夢がなく、敷かれたレールの上を進むことに違和感を感じています。内定者研修でも怒鳴り散らしたり、過呼吸になるまで大声を出したりしているのを見て、ここに就職をすると決めたのは正解だったのか?と考えるようになりました。」という内容でした。
内定ブルーになってしまったときに、周りの大人に相談をしてみたけど、やりたいことを見つけないと将来大変なことになるといわれた。
敷かれたレールの上をみんなと同じ方向に向かっていくことにしても、不安が大きくなっている。
9割の人がやりたいことがわからない⁉
インターネットがある時代とない時代では、情報量が格段と違っています。
Google先生に聞いてみるとすぐに答えらしきものが見つかってしまう時代。
SEOでキーワード検索をしやすいように仕掛けられているので、自分が求めている最適解が出てくるとは限りません。
不安は誰しも抱えながら、前へ進んでいくことが必要なのですが、自分のキャリアを手に入れることができる人と、そうでない人の差って、たった1つなんです。
それは、「覚悟」があるか、ないかということ。
覚悟が決まっているのであれば、どんな状況下に置かれたとしても、目の前にあることに対して全力投球をすることができる。
目の前にあることを一生懸命にやることで、周りの人が評価をしてくれて、信頼と信用を得ることができるようになる。
信用と信頼を得ることができると、人は応援をしたくなる。
人が応援したくなると、「こんなことができる人がいるよ」って、どんどん伝染していくことになる。
そうして理想のキャリアであったり、やりたいことを実現している。
一方で覚悟が決められず、流れに身を任せている人もいる。
ラフティングのように川を上流から下ってくるときに、何も気づかずに海まで流れる人もいれば、ここで止まってみようとする人もいる。
目の前にあることをやっているうちに、ここで花が咲くと感じて、本流から支流に向かっていく人もいます。
身につけてほしい2つの力
夢や希望を持つことは悪いことではありません。
不安のなか突き進む原動力になるのは間違いありません。
夢や希望があれば、目標があるから、迷ったり、不安を感じることはなく、動きやすいだけであって、正解でもない。
夢、目標、成長を忘れて、人生について考えてほしい。
達成した瞬間に成長が止まってしまう人が9割だから。
バーンアウト症候群になる人が多くなっているのは、目標を達成した瞬間に、次の目標を見つけられず、莫大な不安の波が襲ってくるから。
その不安の波に押しつぶされてしまうため、立ち直るまで時間がかかってしまうから。
目標があることは悪いことではないけど、ダイエットと同じである。
アドレナリンがでてできたつもりになっていて、優越感にひたれるから。
だから、目の前のことを一生懸命やってくるのがいい。
目標や夢よりも周りと自分の観察感や分析力を身につけてほしい。
観察力と分析力を身につけてほしい。
客観的に自分と周りの人を見比べることができて、ビジネスに大切な力が身についてくるから。
観察力や分析力があると、仮説思考が周り、いろいろなことに対する客観性が見えるからおもしろい。
理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームは、常に観察力と分析力が必要とされる。
それに信頼と信用を得て、ファンがいることでそのファンの熱気が人を動かしてくれる。
相手の動向をいかに冷静に分析をして次の1手をどうするかという読みあいである。
AIのように瞬間に数百万手を読んで、最善手をさすことができるのか、将棋の棋士のように、自分の経験値から最善手をさがすのか、流れに身を任せるのかで、上位10%の課長職、部長職を目指せるかどうか変わってしまう。
不安の因数分解を楽しむのが人生
目の前のことをコツコツやって、褒められる、人と出会えて楽しい、モチベーションがあがる、ストレスがたまるなど細かく分析することができたら、いろいろな経験を積むことができるし、食わず嫌いや知識の頭でっかちにならない。
自分のことはわからないのに、人のことはすごくわかる人がいる。
本人がやる気があるなら、プロデュースすると人は変わっていくことがある。
やる気がない人については何を言っても難しいし、価値観の押し付けになってしまうことになるので、注意が必要である。
人生は遠回りすることには意味がある。
理解するまで繰り返し練習をすること、1つ1つ丁寧にすることで時間がかかるから、時間をかけて理解することも必要な時代。
タイムパフォーマンス、コストパフォーマンスを重視するあまり、インターネットで知識は得ることができるけど、体験することで習得する言葉の重みはない。
嫉妬は成長痛であり、失敗させようとして引きずりおろしたいだけ。
自分のところに相手を下げてきて、妬んだり、嫉んだりして楽しんでいるだけ。
成功するためにはそこを抜けてくる覚悟がないといけない。
映画『幕が上がる』で顧問の先生が「ここからは覚悟の問題です」って生徒に問いかけるシーンがあるのですが、夢を諦めて行く人って本当にどういう覚悟でそこを目指してたんだろうか?
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