知らないとヤバい⁉ブレない転職をする3つのポイント
モヤキャリ相談室で気づいたこと
モヤキャリ相談室をしていると、いろいろな年代の方、バックボーンのある人たちと出会うことができました。
その人たちとの相談の場を通して気づいたことが、答えを教えてほしい人、背中を押してほしい人、答えが出なくてもいいから頭を整理したい人など、本当にいろいろな方とお話をさせていただきました。
超有名企業に入ったものの、仕事をやらされている、嫌々していると感じるようになり、ベンチャー企業に入社したけど6か月で退職をされて、自分の強み、仕事への向き合い方などに自信がなくなってしまった人。
超有名企業で管理職を任されていたけど、自分の中で海外留学の夢を捨てきれずに、会社を辞めて留学をして戻ってきた。
その後、コロナショック影響で転職活動が長期化してしまった人。
書類選考で100社以上にお祈りメールが届いてしまって、転職活動についての不安や不満を誰にも話せなかった人。
トップ営業だった人が、このままこの仕事をしているのがいいのか迷っている時に、たまたま見ていた映画にヒントを得て、飲食店を開きたいから修行しに行ってしまった人。
取引先の社長から、入社する条件として、単身赴任をして支店の立ち上げを手伝って、いつ戻れるかもわからず、家族がバラバラになる手前だった人。
本当に、100人いたら100通りの人生があり、石橋をたたいて渡ることをせず、たたいて渡る前に渡り切ってしまった人もいれば、石橋をたたいても渡らない人もいます。
答えは常に自分の中にあるもの!?
他人からいろいろといわれるけど、心の中では「うっせ~っ!うっせ~っ!うっせ~わっ!自分のことは自分が一番理解しているにきまっているじゃない」と思っている。
自分自身で決断することができて、嫌々仕事をして、心と体を壊してしまうなら、やりたいことをやっている方が幸福度が高いということも気づいた。
自分の中で腹落ちをしてから動くひと、動き回っていろいろな人に助けを求めて、グイグイ前へ進んでいくひと、ひとりで考え込んで前へ進めない人など、人生いろいろ、働き方もいろいろな時代。
他人の基準を利用して決断をすることは、不幸を選択してしまうことになる。
他人のモノサシで判断をしてしまうと、他人のせいにしやすいけど、何も解決することはありません。
他人がいいといったからやってみたけど、失敗すると「あの時あの人がそういったから」ということになる。
自分のモノサシで判断をしたときには、覚悟が決まっているから、つらいけど、自分で決めたことだし、ここをクリアできると新しい景色が見えるんだと思うと、才能が覚醒することもあります。
私、失敗しないので…は覚悟のあらわれ
自分自身としっかり対話をして、覚悟が決まると人の動きというのは驚くほど変わっていく。
どん欲にいろいろなことに対して真摯に向き合うことができるほか、突破口が見えるとそこから勝負することができる。
覚悟が決まらずにふらふらしているうちに、時間が過ぎてしまって、あの時やっておけばよかったという後悔をしても遅い。
特にこれからの時代は群れることを嫌い、たたき上げのスキルが自分の身を守る時代になりつつあるので、特にスキルを磨き上げるために、学びなおす人もいる。
学びなおしても実務で使えなければ、タダの頭でっかちになってしまう。
40歳までは人生上り坂かもしれないけれど、40歳を過ぎたら下り坂になり、次第に居場所を失い、リストラの対象になってしまうかもしれない。
この恐怖と戦いながら嫌々仕事をして、心と体を壊してしまったら全く意味がない。
学びなおしをするといっても、何を学びなおしたらいいのかわからないという人も多くいます。
正解がないから、迷うわけであり、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかということが明確になっていなければ、全くといっていいほど無駄になる可能性が高い。
タイムパフォーマンスやコストを考えると、なかなか踏み出せないことが多いのは事実。
市場価値って何ぞや!?
人材紹介会社の営業さん、アドバイザーさんが異口同音で言っているのが、市場価値を高めましょう!という言葉。
市場価値って、2020年前後で大きく変わったと個人的には変わったと思っています。
地の時代から風の時代に変わって価値観が変わってしまったというのが現状でしょう。
昔、ビートたけしさんが、等々力ベースという番組で言っていたのが、「俺さぁ、スーパーカーが納車されるのをみて、スーパーカーを買うために仕事をしてきたのかってがくっとしちゃったんだよ。」という言葉が今でも頭の片隅にずっと残っている。
これを買うために頑張ってきて、手に入れた瞬間に喪失感が一気にこみあげてきたという。
ものを手に入れると幸せになれない。
これは今の時代にも通じるものがあり、日本人の幸福度も低く、幸せっていろいろな個人の感情によって、多様化してきたのも事実である。
市場価値は年収をアップさせたり、会社の規模が大きくなったり、上場企業、ベンチャー企業、外資系企業を渡り歩くことではなくなってしまった。
目の前にある仕事に対して一生懸命やることで、努力を最大限にすることができるようになる。
どこに行っても努力できる人と認められると信用と信頼を得ることができるようになる。
努力ができる人の周りには、好調、不調問わずにいろいろな人が集まってきて、応援をしてくれる。
コアなファンになってくれることが多く、この問題といえばこの人というレベルまで上がってくることができる。
がんばっています!やっています!というのは身内レベルで評価をしているわけであり、このレベルになるとこの問題はこの人に聞いてみようというレベルになるので、この人に聞いてダメなら数珠繋ぎでいろいろ探してみようという形になっていく。
これからの時代の市場価値は信用と信頼の世界になってくるのではないでしょうか。
これからジョブ型雇用が進んでいくと、退職した会社から転職先への推薦状がついてくる時代になるかもしれません。
業界で有名だった人からの推薦だったり、インフルエンサーの推薦だったりするとさらにその推薦状に箔がつくのではないでしょうか。
リンクトインに登録をされている方だと自分が持っているスキルに対して、一緒に仕事をした人や友人、知人からスキルに関する推薦を受けることができるようになっています。
人材紹介会社のインタビュー力や質問力が問われる時代の中で、それよりもAIで判定される時代もすぐそこに来ているのかもしれません。
行動力とコミュニケーション力がポイント!?
多くの人とどれだけ出会えるかがキャリアにも重要なのです。
当然のことですが、より多くの人と出会うことで、生きる上で多くの「選択肢」が生まれるからです。
その人と出会わなかったら味わうことのなかった、新しい経験や考えたこともないようないろんなチャンスと出会う確率も高くなります。
人間は人との出会いで人生が立体的になっていきます。
ご時世がら飲み会ホイホイはできませんが、SNSの弱いつながりや職場の弱いつながりなどをうまく活用して、WEBで打ち合わせをしたり、飲み会をしたりする人も増えています。
6次の隔たりという言葉がありますが、会いたいと思っている人まで、6人を隔てていくと会うことができるといわれています。
そのためにはコミュニケーション力と行動力が問われる時代になってきたといえるでしょう。
声がでかい人ほど優位になる時代
「あれもしたい!」「これもしたい!」と周りの人を巻き込みながら、試行錯誤しながら走っている人と、知識をインプットしてできるかどうか判断をする人では大きな差がついてしまう時代です。
YouTubeやライブ放送ができるアプリがあったり、ポッドキャストなどの音声コンテンツもあったりする時代です。
スマホ1台があればどんなことでも発信できる時代になってきたからこそ、点が線になり、線が面になりやすくなったというのも、1つの時代の流れです。
SNSで仲間を集めたり、クラウドファンディングで資金を集めたり、簡単にできる時代になったからこそ、声のでかい人が信用と信頼を得ることができるようになっているのかもしれない。
「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」という時代になってしまっている。
昔であれば、テレビ番組で取り上げられると、翌日は完売するという時代から、インターネットを通して、いろいろなことが発信される時代に変化をしている。
逆算力と大局観が求められる時代へ
終身雇用が完全に崩壊をして、45歳定年制など各企業が独自性を出すためにいろいろな働き方の提案や改革を進めていく時代になったため、今までのように、サラリーマンは気楽な稼業ではなくなったということです。
社畜という言葉も流行しましたが、コロナショックの影響で年齢問わずに社畜になっていた人があぶりだされてしまったというのが現状です。
会社としても経営をしていくうえで、活躍できない社員については代謝してもらうしか方法はなく、いつまでもぶら下がられるのは困るということが出てきている。
そのため、20代のうちから逆算力と大局観を持っておかないと、バランスが取れなくなってしまって、リストラの対象になってしまう可能性も高くなっています。
現時点では年齢で考える企業が多くなっていますが、これからの時代は人事評価や成績を加味して、リストラの名簿ができるようになる可能性があります。
そうすると、下位の1~2割については常にリストラの対象になりやすく、上司の管理不域とどきということで管理職も同じようになってしまう可能性が高くなっているということです。
キャリアの目的地については変わりませんが、その途中の経由地や寄港地というのは柔軟に臨機応変さを出して、最善な方法を探す時代かもしれません。
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