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人を育てることが難しい3つの理由
人を育てる難しさ…
いろいろな企業のトップと話をしていて、研修をして変えたいという人が多い。
そういうトップに向かって私がエージェント時代によく言っていた言葉がある。
「人材はそう簡単に育たない」
理由は身銭をきらないから、何も身につかない。
危機感や切迫感がないから、業務で使える方法など、必死になって考えることが無いからである。
皆さんも、企業に勤めたことがある人なら、外部研修や社内研修というのを受けたことがあるだろう。
たいていの人が何でいかなきゃいけないのか、めんどくさい、仕事があるのに何でいかなきゃいけないなど、ネガティブな感情がまずそこに発生をする。
次に自分自身でお金を払っていないから、どうでもいい気持ちになることがおおい。
投資とリターンで考えてみると…
例えば、語学スクールに行くときに、身銭をきっていくのと、会社の研修費で行くのとでは、大きく結果が違ってくる。
身銭をきれば、投資した分、リターンを計算するから、必死になっていろいろな事を吸収しようと必死になる。
会社の研修費であれば、リターンは関係ない。
その後にtoeic800点以上取らなきゃいけないとか、切迫した環境でない限り必死にやろうとはしない。
だが、人事やトップは研修を通して、「変わるきっかけにでもなってくれたら」と期待をしてしまうこともわからなくないけど、その期待は毎回裏切られてしまい、投資に対してのリータンはないのが現状。
なぜなら、育たない人材は誰がどんな教育を施したとしても、絶対に育たないからである。
週2回以上社員を怒鳴りつけている社長はこの事実に気付いていない。
精神論、根性論では人は動かない
社長が社員を怒鳴りつけている光景として、「もっと頭を使え!」とか、
「顧客の立場に立って考えろ」などとよく怒鳴っている光景を目にしていた。
怒鳴ったところでカイゼンはされないし、無意味な事をしているのに気付いていない。
結局、社長の人材を見抜く目が無かったとしか言えないのが現実である。
人材も素材がよければ人は育つが、人材の素材が悪ければ人は育たないというのが10年間エージェントをやってきた私の持論である。
人材が育つのは才能×努力×環境!?
人材が育つかどうかは採用した段階で100%決まる。
頭の良さ、リーダーシップ、仕事に取り組む意欲など、入社後の研修では伸びるスキルではないからである。
元々、持っていた天性の才能という部分だから。
どういうわけだか、日本の経営者は「人材は育てるもの」という愛情論や、「努力をすれば誰でもできるようになる」という根性論をすぐに持ち出してくる。
その結果、育たない社員を怒鳴りつけるという負のスパイラルが完成してしまう。
根性論や精神論を振りかざして、時代に合わないことをいいだすと、価値観の押し付けになってしまうから注意が必要である。
そうならないためにはどうしたらいいのかを考えて行動をしていく時代である。
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