ヒューマンリソースは不安産業なのだろうか!?
よい結果は褒められ、悪い結果は批判の的になる
人材ビジネスにどっぷり使っていた時代の話なのですが、応募者にとって幸福度が上がる転職ができた時は、「あなたのおかげでいい転職をすることができました」という称賛の嵐です。
しかし、幸福度が下がってしまうと「あなたのせいでこの転職は失敗した」というように批判の的になってしまいます。
これは人事の仕事をしていても同じなのですが、幸福度が上がって活躍をしてくれると「いい転職をするきっかけを頂いてありがとうございます」となりますが、幸福度が下がってしまうと「こんなはずじゃなかったんだよなぁ〜今回の転職は失敗しました」と批判されてしまう。
なぜこの差が出るのかというと、入社前の期待値と現実値が乖離していることがあるのではないかと考えられます。
人材紹介の営業だった頃はガチガチのクロージングをするのではなく、メリットやデメリットについてきちんと話をした上で、決断をしてもらえるように話をしていた。
それは人事になってからも変わらず、メリット、デメリットをしっかりと伝えることで、最後の判断は応募者の判断に任せるようにしています。
価値観を押し付けたり、入社をしてほしいからといって話を盛ることはせずに、事実を誠実に伝えるようにしており、その結果として内定を辞退されたとしてもその後弱いつながりが継続的に続いていくことになります。
それがタレントプールになり、ファンベースになるということに気づいたのはつい最近のことです。
なぜ話を盛る人事や人材紹介関係者がいるのか!?
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