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キャリアの視点からネガティブな経験を捉えなおし、面接で話せる内容にバージョンアップさせる考え
フリー面接トレーナーのnoriさんです。
面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ】
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。
日々の面接トレーニングで感じることで大きなことは、同じような出来事でも、人によってポジティブかネガティブか、人によって捉え方がどちらかに偏ったり、なんでもない出来事として意味を見出すこともなくスルーしていることもよくあると思います。
私の面トレ(面接トレーニング)では、模擬面接よりも話のネタづくりに時間を割いているため、人によって、自分の身に起きた出来事がネガティブだろうが、意味が無いと思っていようが、根掘り葉掘り聞かせてもらっています。
「あまり話したくないんです。」、「語るようなことでもないんです」とはじめは話す事自体を拒む方も多いですが、
「じゃあ話さなくてもいいよ。」と言ってみると、意外と皆さん最後まで語ってくださいますので、話してみたかったのかとは思っています。
今回は、語りたくないネガティブな経験を面接で使えるようにアレンジする考え方をお話します。
今日の【めんたいこ55】
人によって様々ですが、聞かれたくない経験とは、何かを途中で辞めたことが代表的な経験だと思います。
例えば、学生であれば、学校の中退や部活の早期退部、社会人であれば、早期退職や休職などが該当すると思います。
まず、このような内容を耳にすると、みなさんはやはりネガティブだと感じるのでしょうか。
これこそまさに人によってとらえ方が異なるところです。
ある人にとっては、生涯の汚点のように感じ、ある人にとっては、人生の分岐点として成長のきっかけとなったことかもしれません。
なぜこのように、ネガティブかポジティブかで捉え方が変わってしまうのか自分に置き換え考えてみましょう。
経験の振り返り(客観視)
私たちキャリアコンサルタントは、相談者の話をただただ聞いているわけではありません。
その人から語られる話に耳を傾け、その人の経験を言葉を通して一緒に再現していきます。
そういうと伝わりにくいかもしれませんが、話を深めていくことで相談者とキャリアコンサルタントが、認識のズレなく同じ映像を見ている状態を目指します。
そこで、大切なのは振り返りです。
キャリアコンサルタントからの質問を通して相談者が答えていきます。
すると、話の内容が具体化され、私たちキャリアコンサルタントにも理解ができるようになります。
そして、相談者自身も、話を通して現れた自分自身の姿を客観的に見ていくことができます。
客観的に見ることで、少し冷静にその時の出来事を観察できます。
主観的な判断では、自分の失敗談はただただ恥ずかしかったり、悔やまれるだけの出来事として捉えてしまいます。
一方で、客観的な視点で見るからこそ、自分の至らなかった点だけではなく、仕方がなかったことや、部分的に肯定的な点を見つけやすくなります。
部分的に肯定できる点を見つけたなら、それはチャンスです。
それまで、マイナスの出来事として認識していたことにプラスのポイントを見つけられたことで、「語りたくない出来事」から「話しても良い出来事」へと転換することにもなります。
経験の意味づけ
出来事を客観視できたなら、今度はその出来事は、これまでネガティブな出来事という「マイナスの出来事で誰にも話したくない」という認識だったものを、プラスの意味を与えてみたり、意味を捉えなおしてみることが大切です。
例えば、部活動の早期退部について、
「部活を早期退部してしまったことは、何でもすぐに投げ出してしまう人だと思われる出来事ではないか?」
とマイナスの意味を与えているのであれば、プラスのイメージで考え直してみましょう。
「自分は確かに部活を早期退部してしまった。これは怪我をして激しい練習を続けることができなくなったため。当時は悔しい思いをしたが、この時の”決断”は今でも自分を大きく成長させたと思っている。そもそも、重要なことを自分で決めることができたこと、体調管理に厳しくなったこと、そして、新しいことに挑戦できるようになったことなど・・・」
このように、意味を新しく付け直すことが大切です。
最後に
どのような出来事にも私たちは意味を付け加えています。
それは、他人とは異なる意味づけです。
仮に、「同じスポーツを10年続けた」という経験があったとしても、ある人は「同じことを続けたので継続力がある」ある人は「同じことしかしていないので他にアピールすることができない」と捉え方が異なります。
もちろん、話したくないことは自分からあえて話す必要はないですが、それでも面接で、何かの拍子に聞かれることもありますし、「挫折経験はありますか?」などと聞かれる場合もあります。
だとしたら、あらかじめ、自分のネガティブ経験を振り返り、意味を捉えなおしてバージョンアップさせておくことは決して無駄ではなく、意義のある事です。
自信を持って面接に臨むためにも、普段目を反らしがちなネガティブ経験を振り返えることから始めましょう。
今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~
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![引地憲幸(フリー面接トレーナー☆noriさん)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92726315/profile_473086d9d84181b5f165820a0ae4d351.jpg?width=600&crop=1:1,smart)