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就活で成長する!面接のアフターフォローを怠るな
フリー面接トレーナーのnoriさんです。
面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ】
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。
今回は就職活動を通した自己成長についてのお話です。
今日の【めんたいこ32】
就職活動の中で人は成長できます。
これは断言できます。
業界や企業研究を深めることで世界観が広がり、自己分析を深めることで自分の可能性を見つけられます。
そして様々な人達との関わりの中で、コミュ力やタフな精神力も身に付くでしょう!それらは、いくつも面接を受ける方ならなおさらです。
意中の志望先はたった一つだけ!
という方もいるかもしれませんが、それでは視野が広がりませんし、成長の機会としての就活にはなりません。
意中の志望先は一つだけでも、比較検討するために企業研究等を取り組んでみましょう。
この就活期を成長の機会として捉えている就活生の皆さんが、より良い成長サイクルを実現できるように一緒に考えていきましょう。
二度目以降の面接に備える
「初めての面接うまくできなかったー」
「最初にしてはまずまずの面接!手ごたえあり!」
学生にとっての就職活動における面接は、多くの方がまさに初めての経験です。
一喜一憂してしまうのも無理はないと思います。
ちょっと待ってください!!
面接後、一喜一憂するだけして、次の面接まで放置していませんか??
いや、意外と放置する人が多いんですよ。
多くの方にとっての就職活動は、1回の面接では終わりません。
志望先が10個ある場合や一つの志望先で3次、4次面接まである等、面接は就活を終えるまで持続します。
これは余談でしょうが、就職後にも人事評価の面談や営業職の商談、その後の転職面接など、採用面接と同様に緊迫した中で、自分をPRする場面はこれからいくらでもあります。
こうしたことから考えると、就活の面接を通して成長できるのであれば、是非しておきたいところです。
面接を再現するための面接記録
初めて面接を受けた後は、時間がものすごく長く感じられ、何を聞かれて、どのように返答したかも記憶にはないかもしれませんね。
ですが、ここがポイントです!
面接中にメモを取ることはできませんが、終了後、なるべく早い段階で面接の記録をお勧めします!
例えば次のようなことを記録して見ましょう。
面接官の人数
面接室の席配置
面接官の人物像(年齢、役職、性別、タイプなど)
控室の有無
控室での過ごし方
質問内容(なるべく詳細に)
6の中で困ったた質問
7についてどのように返答したか
この面接を通して、志望先に対する想い(志望度が変わったかなど)
たくさんありますが、1,2,4は図にして殴り書きにしてもOKです。
詳しくお話しますが、1~5については、なるべくあった方が良い情報です。後に振り返った時に、面接当時の様子を再現できて記憶も呼び起こしやすくなります。
また、3については、欲しい情報です。自分がどのようなタイプの面接官に強いor弱いかがわかります。
例えば・・・
・50代くらい
・男性
・部長(自己紹介などがあれば)
・クールで、聞き方がそっけない、言葉足らずだと指摘が飛んでくる
などメモ程度でも構いません。
このようなタイプの面接官に苦手意識があるのかもと仮説が立てられます。
この仮説があれば、キャリアセンターやハローワークなどで、同じようなタイプの方に模擬面接をしてもらっても良いでしょう。
ぴったり当てはまる方がいなければ、こうしたメモを渡し、模擬の面接官に演じてもらうことも可能です。
自分の弱点を探るための面接記録
6,7,8については、面接質問に関する記録です。
1から5については、最悪なくても大丈夫です。この面接質問の記録さえあれば、最低限の対策が打てます!
前述の通り、面接中にメモは取れませんので、なるべく早く、帰りの電車などで、スマホに記録していくだけでもOKです。
※面接のやり取りを録音される方もいらっしゃるようですが、取り扱いには十分注意してください。間違ってもSNS等に投稿等しないようにご注意ください。嫌な思いをすることもあるかもしれないので、そんなために録音をすることもあるかもしれませんが、不用意な投稿で逆に名誉棄損などで訴えられないようご注意ください。
6,7,8を記録する目的は一つです。
自分の苦手を探ることです。
どのような質問に困り、その時の返答が何だったかについて。
それがあまりにも一般常識からかけ離れた質問であれば無視しても良いですが、多くの場合は、どこの面接でも課題になる質問だと思います。
私が指導した大学生のAさんを参考にします。
例えば、
「人生において苦手なことは何?」
と聞かれた時に、Aさんは、
「ありません」
と答えたそうです。
それに対して、面接官は「そうですか。」とだけ伝え、それ以上の深堀はなかったそうです。
彼は不合格になっています。
もちろんこれが原因かどうかは定かではありませんが、反省すべき点は見えてくると思います。
どうして「人生に苦手はない」と答えたのでしょうか。
私がAさんに聞くと、「本当はたくさんあるけど、苦手があると答えたら落とされると思った」と教えてくれました。
そういった気持ちはわかります。なるべく自分の良い姿を見せたいと考えるのは当たり前のことです。
ですが、もしかしたら面接官は、
「自分に向き合ってない」
「完璧な人間はいない。大切なことを隠す人なのでは?」
等と感じたのかもしれません。
結局、面接官が聞きたかったことは、その苦手にどのように取り組んだかではないでしょうか?
ばか正直に何でも言えば良いとは言いませんが、就活を通して見てきた自分の弱さを伝えることは、勇気がいりますので、それ自体強さです。
長くなりましたが、こうした質問の記録は必ず後々の成長への課題となります。
面接アフターフォロー
こうした面接記録を取って振り返るアフターフォローはセルフでもできますが、やはり第三者にみてもらうことが有効です。
私であれば、面接の質問記録を元にして、苦手な面接パターンを想定した模擬面接を行います。(演技力は鍛えています!)
また、苦手だけではなく、強みとなる話にも注目しています。上手い受け答えは、自分では気づきにくいものです。
そうしたフィードバックを通して、自分の面接スタイルや得意・不得意に気づきましょう。
面接の次のための成長
面接で困った経験は誰にでも起こり得ます。
振り返り・反省は次への対処です。
次とは、二次面接の場合もあれば、他の志望先もあります。就職後にも面接と同じような緊迫した場面で自己PRすることはあります。
あるいは、「お嬢さんと結婚させてください!」みたいな場面でも、その親から根掘り葉掘りあなたの人となりを聞かれるわけです。(古い考え!?)
このように私たち社会人は、幾度となく緊迫した中で自分を伝えなければなりません。
だから誰にでも、面接の次があるのです。
自己成長を望まない人であれば、面倒なことなので省いてもいいと思います。
ですが、就活自体が自然と成長に繋がる行動だとしたら、これを無意識にするのは勿体ない。
結婚の報告シーンを想定する必要はありませんが、次の二次面接や他の志望先での面接をクリアするために振り替えることに損はありませんね。
将来のための就活になるように一緒に取り組みましょう。
今回はここまで。それじゃあまた。
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