小学校高学年のつまづきを解消!親ができるサポート術
小学校の高学年になると、子どもの勉強が急に難しく感じることが増えてきます。特に算数など、積み重ねが大事な教科では「つまづき」が顕著に現れることもありますよね。そんな時、親としてどうすればいいのか。今日はその解決策をお伝えします!
1. 学校の先生任せでは追いつけない
小学校5年生、6年生になると、これまでなんとなく理解していたところでつまずいてしまう子どもが増えます。これは、学年が進むにつれ、内容が高度になっていくためです。たとえば、1年生での足し算・引き算、2年生の掛け算・割り算といった基礎が理解できていないと、5年生の少数や分数、さらに難しい図形の問題でつまずいてしまいます。
ここで大事なのが、「学校の授業だけで追いつかせるのは難しい」ということです。授業はクラス全体を対象に進んでいくため、理解が遅れてしまった子どもを個別にサポートすることが十分にできません。親としては、ここで子どもの苦手をしっかり見極め、家庭で補ってあげる必要があります。
2. どこでつまづいているのかを探る
まずやるべきことは、どの部分でつまずいているのかを把握することです。学校の授業についていけていないと感じたら、低学年の内容に戻って確認するのが一番の近道です。本屋さんで学年別のドリルを買って、どの範囲で「できない」と感じているのかを探ってみましょう。
例えば、3年生の掛け算でつまづいているのであれば、そこに戻ってコツコツと復習を重ねます。この「復習」をすることで、今の学年の勉強に必要な基礎をしっかり身につけることができます。大切なのは、焦らず、少しずつ進めること。1日10分でもいいので、日々の積み重ねを大切にしていきましょう。
3. 親が寄り添うことの大切さ
勉強が苦手な子どもにとって一番大事なことは、親が寄り添ってくれることです。子どもに「一緒に頑張ろう」と声をかけ、安心感を与えることが、勉強への意欲を引き出す鍵になります。
例えば、土日などに「一緒に少しだけやろうね」と言って時間を決めて取り組むだけでも、子どもは「頑張ればできるんだ」という自信を持てるようになります。ここで重要なのは、怒らないことです。つまづいているのは子どものせいではありません。あくまでサポートし、褒めながら進めていくことが大切です。
4. 外部のサポートも検討しよう
もし家庭でのサポートが難しいと感じた場合、外部のサポートを利用するのも一つの手です。学習塾や地域の補習教室など、子どもがリラックスして学べる場所を探してみましょう。特に進学塾ではなく、学び直しに特化した教室が役に立つことがあります。
こうした外部のサポートを使うことで、親が無理をせずに子どもの学習を進めることができます。子どもも「外で誰かが見守ってくれている」という安心感を得ることができるので、モチベーションも上がりやすくなります。
5. 結果が出るまでに時間がかかることを理解する
最後に覚えておいてほしいのは、結果がすぐには出ないということです。算数や他の教科も、つまづいたところから復習を始めても、すぐに成果が見えるわけではありません。少なくとも3ヶ月、できれば半年以上かけて取り組むことで、少しずつ自信を取り戻し、学校の授業が理解できるようになります。
その間、親としては焦らずにサポートを続けましょう。1日10分、週末に1時間など、無理のないペースで進めていくことが、長期的には大きな成果をもたらします。
子どもが勉強でつまづいた時に、親として何ができるか。それは、どこでつまづいているのかを見つけ、寄り添いながらサポートすることです。焦らず、怒らず、日々の積み重ねを大切にして、子どもの「分かる楽しさ」を一緒に感じていきましょう。それができれば、必ず子どもの学力は伸びていきます。
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