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【悩み】は、消すより紐解いた方が生きやすい。

「こんなに悩まなければ生きやすいのに・・・」
人はどのくらい悩むことに時間と労力を使っているのでしょう?1日単位で考えても相当悩んでる気がします。そして、今この瞬間も。
悩みに支配されている時は『悩まないようにするためには!?』という事までプラスされ”永久迷路へようこそ”状態です。そこからどうにか抜け出したい!そんな時にヒントになるのは、『悩みの正体』を知る事かもしれません。

悩みの正体は【自分と自分】の喧嘩

人の中には、性格の違うキャラクターがいます。
このキャラクター達、厄介な事に一緒に協力している時の方が珍しく、大体は意見が噛み合わず・譲り合わずに対立構造を作り出しています。これが悩みの正体である【自分と自分】の喧嘩=葛藤です。
葛藤状態にあると、何を選んだら良いのか分からず、あれこれ考えて動けない状態になります。それが”悩んでいる”と表現されるのです。そしてもうひとつ厄介なのは、喧嘩(葛藤)が起きていることに自分では気付きにくいということです。気付けたとしても、【自分と自分】の仲直りのさせ方が分からず”悩む状態”は続いてしまうのです。

仲直りのカギは【第三の自分】

物騒な言い方をしますが、自分と自分がキャラの殺し合いをしています。
喧嘩中のキャラ達は、どちらかを打ち負かそうと存在を消しにかかる事に全精力を注いでいたりします。毎日・毎瞬そんなことになっていたら疲れるわけですね。
なぜ相手を消そうとするのか?
それは、相手の存在が自分を否定する”敵”になっているから。キャラクターの違いとは、異なる捉え方・判断の仕方があることを言います。そして、その違いを敵とみなした時、相手を消すことを選びがちです。
消さずに仲良くできないの!?と思いますが、実際に敵が目の前にいたら「仲良くする!」を選べる人はごく僅かだと思います。
そこで仲直りの助っ人に呼ぶのが【第三の自分】という別キャラクターです。やってもらうのはたった1つだけ。対立の輪から出て状況を眺めてもらうこと。

【第三の自分】は仙人目線

第三の自分は、縁側で茶を飲む"お爺ちゃん"です。
目の前で孫が取っ組み合いをしていても、”やってるのぉ〜”と見守れてしまう、仙人のような存在。第三の自分にはそんなポジションで、ちょっと遠くから俯瞰して眺めてもらうのです。
すると不思議なことに、自分の存在を認めた上で見守る役のキャラクターがいることで、人は敵視をやめて冷静な状態を取り戻せるのです。当事者のキャラクターのままではこれが出来ません。ひたすらに『どっちが正しいか』という対立構造を作ってしまいます。仙人目線のキャラクターの役割は、違いを”ある”として冷静な対話の場を脳内に開く事なのです。

悩みを紐解くカギは”1つの問い”

「自分に最適な状態は何か?」これだけです。
冷静な場を開けて初めて投げられる問いだったりします。
・どっちが正しいか
・どちらかを選ばなければいけない
そんな戦いをしている場には、投げても答えは返ってきません。本来の自分は何を選んでも良いはずなのです。それが、自分の中の葛藤によって”どちらかの自分を選ばなければいけない”という罠にはまり込んでいただけなのです。
本当に自分がやりたかった事は何か?
それは、正しいものを選びたかったのではなく、目的に合った選択をしたかっただけ。だからこそ、何を求めていたのかに立ち返り、改めて選択し直すだけでいいのです。冷静な対話の場が開けたら、改めて自分に聞いてみてください。

「今、望む最適な状態はなに?」

湧いてきたものが、今のあなたの答えです。
悩みは、消す事に力を使うより、冷静に紐解いた方がはるかに生きやすくなります。ぜひ、悩みに疲れる前に仙人の自分を召喚して冷静な対話の場を開いてみて下さいね!

ではでは、また次で。


山羊座の宿命に生きるジタバタ劇場noteが、 少しでも今日のあなたのお役に立てたなら幸いです。 これからも宿命と戦い続ける山羊座の女へ、エールを宜しくお願いします♪