自由律俳句12

筆圧だけで残そうとする文字

ある人のお話を聞きながらメモをとっていた。
なんということだろう、こんな時に限ってボールペンのインクが切れてしまった。
お話は続いている。
代わりのペンは手元に無い。
お話をメモしたい。
もう力強い筆圧だけで透明なメモを残し、後で鉛筆であぶり出すあの方法しか思いつかない。
渾身の力で透明な文字を残す。
今日からペンは2本以上持ち歩こうと決めた。