ドラマ『ボーイフレンド降臨!』#1
こんにちは!こんばんは!
@micchannel(あっとまーく・みっちゃんねる)です。
2回目の投稿の今回は
テレビドラマ『ボーイフレンド降臨!』の感想・所感についてです!
【注意:一部ネタバレも含んでいますので、気になる方はざっと見で
お願いします😊】
前回同様、まずは基本情報からです。
今回も引用部分は原ママで書かせていただきます。
今作はテレビ朝日系で
10月15日の23:00から放送されている作品で、
主演はかの有名な⁉ King&Prince の末っ子・高橋海人さんが演じており、
単独初主演作品となります。
この話は分かりやすく言うと
“12歳差のトライアングル・ラブコメディー”です。
と番組公式HPある様に、高橋さん演じる主人公のアサヒは記憶喪失の23歳青年として、田中みな実演じる佐藤渉と桜井ユキ演じる茶谷かしこの2人の女性を翻弄?していきます。
この作品を鑑賞して私がまず注目したのはテンポの良さです。
会話、展開、伏線回収・・・どれをとってもテンポが良く、
丁度いいタイミングで“何か”が起こります。
ラブコメは時に視聴者を置いてきぼりにして話が進んでいってしまうことがあると感じています。しかし今作は視聴者と登場人物がほとんど同じタイミングで作品内で起こった出来事を知ることができるため、非常に物語が見やすいと感じました。
特に会話のテンポは個人的に好きなテンポ感でした。
第一話では茶谷かしこがストーリーテラー兼自らの感情をナレーションする役を務めているため、台詞→心の声→表情と言った感じで登場人物のキャラクター性を知ることができた点がいいなと思いました!
佐藤渉も、田中さんの“あざとさ”が存分に発揮されており、かしことのテンションの差がまさしく“仲の良くない女性同士のそれ”で思わず苦笑いを浮かべてしまいました(笑)
ただ
作品冒頭のシーンはどういう意図をもって組み込まれたものなのか、
それだけが謎です。
第一話はアサヒが警察から追われ、パルクールの様に街中を逃げ回るというシーンから始まります。
この全くラブコメっぽくない始まり方をした理由は何なのか。
純粋に視聴者を惹きつけたいだけなのか、
役者・高橋海人のかっこよさをアピールしたいだけなのか、
はたまた作中で何らかの意味を持つものなのか・・・
私はまだ完全には考察しきれていないので、何とも言えないですが、
今後、アサヒが記憶を取り戻した時、きっと大変なことが起こっているのではないかと思っています。(多分7話ぐらいで自分の素性を知ることになると推測しています。)
もし私のこの考察(アサヒが7話ぐらいで自分の素性を知る)が当たれば、
作品全体の伏線回収に繋がり、《何物にもなれなかった女たち》の人生と視聴者の人生をまるっと変えてしまうことでしょう。
次に着目した点は、編集技法です。
作品ではスローモーションと早送りがなんとも絶妙なタイミングで使用されていました。
ちなみにスローモーションは視聴者にその対象を印象付けるために使用することが良くあります。伏線となっているシーンや人物と接点・接触を持ったタイミングで発動されることが多いので、視聴者はそのシーンから何らかの重要性を読み取ることができます。
早送りは特に時間経過を表す手法として使用されるため、
作品内でその場所や事象にどの程度の時間的労力をかけたのかが
伝わりやすくなります。
スマホのカメラのタイムラプス機能に似てますね!
ドラマでよく雲の流れや自動車の流れを早送りで撮影したものを
一つのシーンとして見かけることもあるかと思いますが、
あれも時間の流れ=作品内に生ずる途方さなどを表現する方法として
使われることが多いです。(筆者調べ)
話しがそれましたが・・・
この作品は上記の二つの様な技法・手法が、
例えば
スローモーションは、アサヒ(記憶喪失になる前)と仕事中のかしことぶつかるシーンに、
早送りはアサヒ(記憶喪失になった後)が渉と役所に行き、
諸々の手続きについて長々と説明を受けているシーンに使われるなど・・・
しつこくなく丁度いい塩梅で使用されている作品であると思いました。
この点も所謂、見やすさに繋がっているのではないかと思います。
作品自体もラブコメで主演がジャニーズの若手となると
倦厭・嫌厭される方も一定数いらっしゃるのではないかと思います。
しかし
そんな方でも見やすいテンポ感とコメディータッチなので、
ぜひ、一度ご覧いただきたいです!!
(もちろん胸キュンシーンもあるので、娯楽として楽しみながら見ることをお勧めします。)
今回はドラマ『ボーイフレンド降臨!』について
分析結果と感想を書かせていただきました!
こちらに書いてある考察や意見ー特に技法の部分などーは、
あくまでも私個人の見解です。
これまで大学で映像学を学んできて得た知識や見方などをきっかけとし、
私なりに読解・解釈したものですので、是非ご覧いただいて
皆さんとの違いを見つけて頂ければと思います。
そして皆さんの考えや見解も共有して頂けると嬉しいです!!
今回も長々と書かせていただきました。
また次回、お会いできることを楽しみにしています。
それでは!!
@micchannel(あっとまーく・みっちゃんねる)より