アクロイド殺し感想
ミステリーのネタバレは御法度、まだ読んでいないけど読みたい本リストに入っている人は早めに読んでください。
わたしはネタバレの注意喚起をするけれど、うっかりwikiのあらすじを読んでいたら突然ネタバレされることが人生では多々あります。なので、なるべく早く読むことをお勧めします。
というわけで、完全ネタバレあり感想です!!
オリエント急行殺人時間もなかなかの物議をかもしてそうだけど、これもまた!あらまぁ!!!解説を読むと、やっぱり公開されてから賛否両論だったらしい。
信頼できない語り手とはまた違う形なのが新しい。あくまでアクロイド殺しは手記であるということ!!それが素晴らしい。
神の視点に見せかけた手記という形でわたしたちは騙される。これは気持ち良かった。ポアロの「あなた自身の行いに対しては控えめですね」という台詞はとてつもなく嫌味が効いている。京都弁だ。いや、ブリティッシュイングリッシュか。
ずーっと出てこないラルフはどうして?と思ったら、まさかまさか。あんな場所にいたんじゃ情報も得られないし、出たくても出られない。
なんとなくラルフはロバート・パティンソンを想像しながら読んでいた。割とあっている気がする。
〇〇〇の殺人もそうだけれど、わたしはこの手のタイプの作品に騙されるのが大好きだ。気持ち良い。そして悔しがるのが楽しい。
オリエント急行殺人事件はゲームにもなっているけど、アクロイド殺しがゲームになったら面白すぎる。最後に何を飲むかを選べるのだろうか。
スティーヴン・キングと並行してクリスティ作品も読んでいきたい。
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