見出し画像

苦しみから救ってくれたどうぶつの森という蜘蛛の糸

ハマっている沼の紹介ということで10年以上前からハマっている沼の紹介をしたい

FANTASTICSに如何にしてハマったかの記事も書いたけど、こちらも。私が10年間くらい沼に入り続けているものにどうぶつの森がある。付かず離れずだったり、時々遠のいたりという生活だった。「おいでよ どうぶつの森」の時はさして興味はなかったのに「とびだせ どうぶつの森」「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」にハマりこんで命を救われた。コロナ禍でメンタルをやられていた時も「あつまれ どうぶつの森」に救われて、現在進行形で「どうぶつの森ポケットキャンプ コンプリート」に救われている、そんな話をしようと思う。

発売日に購入して起動までに1ヶ月かかった「とびだせ どうぶつの森」

前作「おいでよ どうぶつの森」は全く琴線に引っかからず買ってなかった。DSといったら人生最高のRPGの一つであると語ってしまう「ラジアントヒストリア」や変わった操作をするRPG「OZ」、大好きだったソフトの移植版である「ドラゴンクエストIV」、リメイクの「星のカービィウルトラスーパーデラックス」を主に遊んでいた。つまりはスローライフなど見向きもせず戦いに明け暮れていた。そして、3DSに買い換え、時々、ルーンファクトリー4をプレイする生活を送っていた。

なのに、いきなりスローライフな「とびだせ どうぶつの森」を買った。妹が購入を決めていたという事実も確かにある。引力に引き寄せられ買った。

母に急かされながらも起動するのに1ヶ月かかった。理由としては陰性症状のために新しいソフトがプレイしにくい現状があった。なぜ買ったし。
けれど、起動してからは化石を掘り出して売ってそのお金でローンを返したり慎ましい家具を買ったり、と慎ましい生活を送っていた。ここでもそんなに熱は入れてなかった。ただ、着せ替えは楽しいなあと。


病気が最も重症の時にハマりこんだ「とびだせ どうぶつの森」

「とびだせ どうぶつの森」にハマりこんだのは2015年の11月くらいから。スマホで数々の陽性症状による脳内のバグでスマホ断ちをほぼ強制的に敢行、つまりスマホ取り上げにあった時だった。

その後、そのスマホは解約の憂き目に遭い、私はもう二度とスマホを使わず、電子の海にも戻らないまま一生を終えるつもりだった。それでも症状による苦しみで意気消沈、なけなしのお金で買った紙の漫画を読むかゲームをするかの生活だった。そこで目に止まったのが若干放置気味だった「とびだせ どうぶつの森」だった。

南の島に出稼ぎに行って高級カブトムシを捕まえては売り、そのお金で家を拡張したり、すれ違い通信で見せて貰えたモデルハウスにある家具を注文したり、着せ替え勢としてお洋服を買ったりした。何とどうぶつの森の成き、いや富豪の象徴である王冠と玉座も購入した。王様ルックに身を包み、村を闊歩し、村に次々と建造物を建て、村の評価を最高値にしてスズランを大量に並べることとなった。

嬉しかったというか救われた施設に「喫茶ハトの巣」がある。マスターがコーヒーを出してくれるだけの簡素な、でも優しい雰囲気の喫茶店。バイトをすると大変で、攻略本と睨めっこの日々だったが。それでも楽しかった。

毎日居て、最後の方で嬉しかったのはいきなりのアップデートだった。amiibo+。革新的なこの要素は私を喜ばせた。大好きな食事系家具をチケットを片手に集めた。楽しかった。

それと並行してハッピーホームデザイナーをやっとプレイすることになる。他人の家リフォームして何が楽しいんだよ、と思って発売当時は買わなかったのだがやってみると箱庭を作る感覚とお題に沿って部屋をデザインする自由な作業にハマった。あとあと、あつ森のハッピーホームパラダイスで更に中毒性を増して帰ってくるなどとは想像もしないでまともな学校とか作っていた。ちなみにあつ森の学校は鬼邪高校(定時)を目指して作っていた。治安が悪すぎる。

これらのゲームにのめり込んだのには病気の症状からの逃避なのだろうと今振り返って思う。統合失調症の症状の悪化で不安の渦中に居た私が縋るようにプレイしていたゲーム、それが「とびだせ どうぶつの森」だった。

さっさとあつまれ どうぶつの森

そんなどうぶつの森に命を救われた者がポケモン剣盾の発売と同時にSwitchを買って待っていたものがあった。それは勿論、「あつまれ どうぶつの森」だった。その前に「ノラと皇女と野良猫ハート」や「FLOWERS」や「moon」や「妖怪ウォッチ4」を買ってはおりましたが。「あつまれ どうぶつの森」は購入後、すぐに起動して島へ降り立った。最初のテント暮らしもDIYもこの頃は新鮮で好きだった。
今も料理のDIYは大好きで作っては倉庫にしまっている。食べろ。

家もこのゲームにハマった母の資金提供ならぬベル提供のお陰で大きくなり、私は化石掘りとアップデートで追加されたダイビングで必死にダイオウグソクムシとか早すぎる連中を追いかけ回したり真珠を取ったりしていた。コロナ禍で前も見えない最中、心を支えてくれたのはRAMPAGEとどうぶつの森だった。未来の不安もどうぶつの森をプレイしていれば忘れられた。それだけで良かった。欲を言えば食べ物系家具が欲しいかな、程度だった。あのアップデートが入るまでは。

ある日突然、任天堂の配信によって明らかになった、DIY「りょうり」追加、「喫茶ハトの巣」実装、有料DLC「ハッピーホームパラダイス」実装。
おいおいおい、やってくれるじゃねーの! といった感じだった。やってくれた。レシピを拾って料理を作りまくり、喫茶ハトの巣を島に誘致してマスターの煎れたコーヒーを飲んでいる島民代表と一緒にコーヒーを飲むのを何よりの幸福にしていた。

ハッピーホームパラダイス? 最初は余裕が出来たらやろう、という感じだった。父が倒れそうになった頃か亡くなった後か分からないが私の財布だけが窮状に陥っていたからだ。まあ、中身がRAMPAGEに吸われていったのもあるが。

ハッピーホームパラダイスは母の差し入れにより、無事に導入された。その後、また今度は父の死で避けられなかった病気の悪化により苦しい毎日を過ごしていたがハッピーホームパラダイスで人の別荘をリフォームすることに集中していると気にならなくなった。割とこのパターンである。

そして、ポケキャンコンプへ

今はそこまで回復傾向にはないが、ソシャゲ時代にちょこちょこ無課金だったりお手伝いコースを使ってプレイしていたポケットキャンプのオフラインコンプリート版を買ってプレイしている。お手軽にスマホでできるどうぶつの森は良い。

一番良いところは課金衣装や課金家具ややや高額だったガチャを980円ソフト代を払っているとはいえ、お金をかけずに手に入れられたり回せたりするし相棒のブーケを連れて歩ける上にお手伝いして貰えるし限定されていた好感度のリミットがなくなり、どんどん仲良くなれてキャンパーレベルがガンガン上がっていく。

今はゆるくイベントを楽しみながらガチャやリーフ石で洋服を手に入れて着せ替えを楽しんでいる。着せ替え魔、ここにあり。三つ子の魂百まで、といった感じ。

心病む時、傍にどうぶつの森があってくれた闘病人生

メンタルがやられている時に延々とハマって来たどうぶつの森ほどの深遠なる沼を私は西川沼以外知らない。深淵をのぞく時私達も深淵に観られている。どうぶつたちや開発陣に。

推しは水色の狼のメスのリリィちゃんです。可愛いおっとり女の子。敬語使いの優しい女子。好きだなあ。彼女のために時々島民代表はあつ森に顔を出します。今は他のゲームをやりたくて後回しにしている気はするんですけれど、ホワイト企業なタクミさんの会社にまた勤めたい。リフォームしてみんなから褒められたい。楽しいんですよね。

この沼こそ人生で一番大きな沼でなかったかな、と思います。あまりにも沼だったし、メンタルが危ない時を何度も救ってくれた。もう相棒みたいな沼だ。Switch2でまた出てきちゃったら微々たるお金を貯めに貯めてSwitch2と共に購入してしまうのだろうな、と考えるくらいには。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集