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大阪国際がんセンター「一緒にからだを動かそう!フレイル予防の会」を実施しました 2024.6.10
今年の2月に第一回を開催して以来、5月より月1回のペースで院内開催されることになった、「一緒にからだを動かそう!フレイル予防の会」。
先日6月10日(月)に実施させていただきました。
このイベントは大阪国際がんセンターに入院中の患者様を対象とした院内イベントで、患者さんが治療中、治療後に身体活動量を減らさないよう工夫するかといったお話と運動体験を行っています。
そして今回は、大阪国際がんセンターの歯科医師石橋先生による「オーラルフレイル」についての講義が実施されました。
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オーラルフレイルとは
歯や口の状態の悪化(口腔機能の低下)のことを言います。このオーラルフレイルが身体のフレイルを引きおこす原因になりやすいということが言われています。
フレイルとは
「加齢により心身が老い衰えた状態」
フレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。
講義の中では、歯磨きについて、お口の体操など普段の生活で意識しておくことが大変重要だということを教えていただきました。
元気な時は気にもかけないが、加齢や病気がしらずしらずに口腔機能を低下させており、放っておくと進行していくそうです。
オーラルフレイルの進行
前フレイル期(プレフレイル):
口や歯への関心を失ったり、歯周病などで歯を失ったり、活動量が減る
オーラルフレイル期:
活舌が悪くなったり、かめない食品が増えたり、食べこぼしやむせが増える
サルコペニア・ロコモ期:
かむ力が減り、舌の運動量が減り、食べる量が減る
フレイル期:
食べたり飲み込んだりすることが困難になり、誤嚥性肺炎を起こしやすい状態になる
そして、運動体験プログラム「いすトレーニング」では、フレイル予防・改善のための運動を実施。
メイン担当はがん専門運動指導士のむうが、動きの制限のある場合のかわりの動き担当をがん専門運動指導士のかねさんが実施しました。
術後すぐの方、痛みのある方、食事をやっと摂取できるようになった方など、からだの回復期である状態の方が多くご参加いただきました。
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終了後、感想をお伺いしたところ、
「久しぶりにからだを動かすことができて、丁度よい運動でした。気持ちよかったし参加できてうれしかった」
というお声をいただきました。
すこしでも気持ちや体が楽になったのだととてもうれしかったです。
この取り組みは、毎月入院患者様向けに継続して実施予定です。
退院後の運動をするきっかけになればとこれからも、運動を伝えていきたいと思います。
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