見出し画像

自分の足の音を聴いてみる

とっても楽しみにしていた中秋の名月🌕立秋を迎えると、中秋の名月が来ないかな~。早く来ないかな~。と心待ちにしています。秋は空気が澄んで、朝晩の風が心地よく、澄んだ秋の夜に響く虫の声を聞きながら、眺める月は美しい。はっきり見える月も美しいけど、雲の間から見えたり、木の葉の隙間から漏れる月明かりはなぜか風情を感じる。きっと、日本人は完全ではないものを愛でる感性があるのかもしれない。

完全ではないものにこそ情趣を感じる感性をもっている日本人。これが自分自身や人となるとなぜか、完璧を目指してしまう。
そうなるような社会であり、教育や家庭環境も自然とそうなってくる。
100点満点試験や成績表などの学校教育、かけっこなどの競争や受験などの周りとの比較などは昭和の物理主義や資本主義の発展のために必要だったことは歴史が語っている。発展を遂げた今、こころの豊かさに意識が向いている令和は完璧を目指すことがこころを苦しめてしまっていると感じる。
昭和に生まれの両親に育てられ、昭和に生まれたわたしは「100点満点が良いとされ、30点以下は赤点。宿題ができてなかったら立たされたり、回答できるまで別の部屋で副担任の先生と勉強など」といったまさに完璧を目指すための教育を受け、できない自分を責めたり、欠点・短所は指摘され、よくないものとして長所に変えるために努力してきた。社会に出ると、売り上げで評価され、ミスはもちろんないほうがいい。ミスが命取りみたいな雰囲気があり、相手に対して失礼がないか?ちゃんと説明などできているか?金銭的ミスはないか?失敗やミスがあると原因追及が始まり、毎日が緊張と見えない敵から身を守るために戦闘態勢を取り、いつどこから襲ってきてもいいように臨戦態勢で日々を望んでいた。今思うと、へとへとになるよね。と感じられるようにまでなりましたが、渦中にいると必死で気づくことはなかなか難しい。
以前よりもこころを緩めることができるようになった今でも、目に見えて成果が出なかったり、苦手なことで躓いて立ち止まっていると周りがどんどん自分を追い抜いて行って、やりたいことを実現しているのを見ると「自分はなにもできていない!何もやってない!」と今の状況に焦りを感じ、自分には今していることが向いてなくて、このまま続けてもいいのだろうか?自分にはこれをする価値があるのだろうか?知識を増やして、至らない自分を補うには?と不足感でこころを満たし「左脳」がぐるぐると耳元でささやくことが多々あります。「左脳」に感情を振り回されると「今・ここ」を感じていない自分がいる。生きている歓び、食べることや家があることなど当たり前が当たり前でなく奇跡の連続の積み重ねで今ここに居れる有り難さを感じられない。こころは不安感と不足感でぎゅうぎゅう詰めで感謝や有難さを感じられるスペースがない。そんな時、意識を向けるのが「足元」。土台を固めることを足元を固めるともいう。先人がからだに意識を向けて、こころの表情をことばにして表す感性は本当に磨かれている。
この「足元」のなかでも「足の裏全体」が地面にくっついているかどうか?
不安になると「足の裏」を離したり、くっつけたり、裏をつけるのではなく、足の裏を浮かせて足の小指側の側面を地面につけたりする。そんな時は意識して、「足の裏」を地面につけるようにしている。こころが不安だと早く歩いたり、貧乏ゆすりしたり、地団駄踏んだりと落ち着きがなく「足」にそわそわしたこころ模様が現れる。不安だとなぜか地面に足をつけることに抵抗を感じたり、心地悪かったりします。大地のエネルギーは「受容・包容」などの愛のエネルギーなので、素直に受け取れないんだろうな~と感じています。「足元」が不安定が悪いことではなく、自分の今の状況として捉えています。「足元地面についてないから足を地面につけとこ」というふうに気が付いたら地面に足をつけることを繰り返しています。「足元」が不安定だと足を踏み外す可能性もありますが、踏み外していないのであれば、「足元」を安定にするための行動をとる。工事現場の足場も不安定であれば、安定するように補強します。それと同じで不安定だと気づいたときは安定するように策をとる。私の場合はとりあえず「足の裏」を地面につけること。地面に足をつけると不思議とこころは落ち着いてきます。
「左脳」のささやきはふとしたきっかけで始まることが多い。あたまの中であれこれ考えている状態なので、現実に起こっているわけではないから解決することができない。解決できないからこそモヤモヤがこころの中にずーっとあって、次から次へと溜まっていって奥深くの方で発酵していつしか発酵したものが変な匂いとともに漏れだす・・・(゚д゚)!
日々の不安や恐怖、不足感などに気づいて対処していくか。対処方法が分からないことがほとんど。色々試してみてからだからアプローチしていくことが実感しやすいと感じる。潜在意識書き換え、ネガティブをあるに変換するなどはなかなか難しいこととやりすぎると自分を追い込むようになるかも。と感じて、からだかな。
先人が残してくれた「ことわざ」「智慧」が参考になります。
腑に落ちる、肝に銘じる、肝がすわる、腹が立つ、肝をひやす、腑に落とすなどなど。安定を感じるのは「腑に落ちる、落とす」。不安定を感じると「胃」に意識を向けてみる。呼吸が一番だと感じる。例えば、横隔膜を意識する。横隔膜が分かりにくいときは指を当てておなかの膨らみやへこみをただ感じてみる。息を吐いて吸ってを繰り返して手に伝わる動きや温もりや痛みなど感じるとこころはだんだん落ち着いてくる。
からだを使って、こころの表情を表していることばのからだの部分に意識を向けてみると自分のからだから伝わってくるものがある。
自分のからだを通して感じるこころの声が自分の足の音。
こころがうきうきするとスキップしたくなって鼻歌するかもしれない。
しゅんとなるとどたどたと重たい足取りでゆっくりになる
明日、試験があってそわそわするとちょっと早足になる。
いたずらして怒られるかもってときはそーっと静かに歩く。つま先だけでね
足の音に耳を澄ませてみてくださいね。
こころの声が聞こえてきますよ。
秋は「澄んで」音が冴えて聞こえるので、自分だけの足の音を響かせてみてくださいね。
きっと、歩くことが楽しくなりますよ。
その足の音は世界にたった一つだけの音
自分だけしか鳴らせない足の音
その足の音が響き合って、素敵な音色で地球を満たす。
そのために「こころの添乗員®」として、
「こころのうぶげちゃんカード」を使って、
あなただけの足の音を一緒に見つけていく。
どんな足の音を奏でるのかそばで聞けることがとっても楽しみ💞
奏でている時の笑顔を想像するだけでわくわくする🌟
いろんな足の音があちこちから聞こえてきて、それが協奏曲なって
広がって、地球が希望に満ちた星になる。

かな~りマニアックな文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?