見出し画像

ハーレクインの迷セリフ!?

年末年始の休暇も終わり、都会の喧騒が懐かしく感じられたのもほんの束の間…

休暇中、大掃除をしていたら『ハーレクイン 名作セリフ集』というタイトルの小さな冊子が見つかった。

パラパラめくっていたら、いくつかのセリフが目についた。

女性はものすごく腹が立つと、決まって"別に"と言うんだ。はっきり言ってくれよ。

『プレイボーイの帰還』ジュリアナ・モリス作

女性の扱いに悩む男性の心理を語っているように聞こえる。

よくもそんなことが言えるな。はじめて会った瞬間からぼくを夢中にさせておいて。

『ローマの熱い風』メラニー・ミルバーン作

こちらは一目惚れした男性のセリフのようだ。

他にも数多あり、いずれも10代後半から20代前半で恋愛経験が少ないと勘違いしてしまいそうなセリフが揃っている。

今はどこか覚めた目で見てしまうが、これらのセリフは、純粋に恋愛に憧れた時代の置き土産。

掃除をすると、忘れ去った過去に連れ戻してくれる物まで見つかる。

そして再び、束の間の休暇などなかったかのように、引き戻される慌ただしい渦の中。

ゆっくり座っていた電車から降り、再び雑踏の中に紛れ込んだような日々。

時間は確実に進み、積み重なっていく。
束の間の休暇を置き去りにして。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集