子育ての正解がわからない、ではなく、正解はそもそもない
でも多分、不正解はある。それは、子供が、40代になり、彼女が自身の人生を振り返り、自分の人生を、節目節目に、自分で納得して決めて進めなかった。と思わせること。
ママに言われて、嫌々やってきた。その時は子どもで、自分の意志が伝えられず、仮に伝えられたとしても、怒られたり失望されるのが怖くて、言えなかった。それに、子どもで視野が狭くて、親の言うことが正しい、としか捉えられなかった。
私は私の人生を歩んでこれなかったし、したいこと、すべきことを自分で決めてこなかったから、何のために頑張っているのかも、今や分からない。
色んなことを、したくてしてきたわけじゃないから、失敗した時に、そのことを受け入れられない。奥底にたまった混沌とした感情を消化しきれず、心の傷となり、今の自分が嫌い。
こう思わせたら、失敗だと思う。
ただ、このように育ててしまっても、稀に親の圧を跳ね返して、親への恨みをエネルギーに変えて社会的に成功している人もいる。成功とは、人それぞれだけど、人の役に立っていることもそうだし、単純に稼ぐ力が強いことや、有名になっているなども成功と考えてみる。
でもやはり、私は子育てとしては失敗だと思う。
なので、そう思わせないよう育てたいんだけど、ついつい時間に追われていると、「いいからママの言う通りにして早くして!早くご飯食べて早く顔を洗って、宿題終わらせて!」と、やたらと、高圧的に支配する。
細かく従わせようとして、子どもが食べ物をこぼしたり、落としたり、忘れ物をしてきたりすると、その後片付けに私の時間が奪われる、と大層に考えてしまいムカッとする。
こんな態度、友だちにはとらないよなあ、と、実行に移す前に我慢できる時もあるけど、体調不良だと、もう駄目。
中高生(小学校高学年なのかな)になった時に、「あの時ママはこうで嫌だった。ひどい。辛かった。」と言われたり、リアルタイムで、「何!その態度!」と反論されるような態度を取っている。
でも、娘たちが中高生時点で、直接私にこのように言われるなら、まだマシなのかも。と、今からそんなことを想像して、自分の態度を反省してる(こともある。)
でも、時間的余裕がなくなり、寝不足だと、ほんと支配的になる。
こんな母親あかんやん!と、2日後に思える時もあるけど、そもそも気づいてない時や、ひどい有り様の自分を都合よく受け入れ、忘れてることのほうが多いんだと思う。
正当性は我にあり、とばかりに、鬼の首を取ったようにマイクロマネージ。
こういう時は、核家族でなくて、他の誰かがいたら、情けないが、人の目を気にして、こんな自分を止められるのに、と環境のせいにしてみたり。
書き出すと、自分が本当にひどいことしてるが分かるなあ。
【子どもは支配する対象ではないし、子どもは、正確にタスクを処理し続けるロボットでもない。】
こんな標語を冷蔵庫にでも貼っておくべきなんだろうけれども、子どもに張り紙を見られなくないという、、、。職場のPCの壁紙にするか???
せめて、自分の友達に接するよう、子どもに丁寧に接したい。
このままいったら、それこそ既に子育て失敗ちゃうとちゃうん?と、すごーくたまに不安になるのでした。
親も人間だから、という慰めの言葉があるけれども、それを自分に対する逃げ道にしないで、noteにこうやって綴って、誰かに自分のあほさ加減を読んでもらっている、という意識で、子供を支配するような対応をなんとかやめたい。