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他人が私に嫌なことをしたら【超訳】自省録2日目

・今日の超訳

人は人。考えてもしょうがない。自分の今やるべきことに集中せよ。

・引用原文(第5巻25章より)

ある人が私にたいして罪を犯したって?それは彼が処理するだろう。彼は自分の気質、自分の活動を持っているのだ。私としては現在宇宙の自然が私に今持てと命ずるものを持ち、私の(内なる)自然が私に今なせと命ずることを行っているわけだ。」

・ちょこっと解説

・野球のイチロー選手や松井秀喜選手はかつてインタビューの中で、「明日の相手投手の調子がどうだとか、天候はどうだとか、グラウンドの状態がどうだとか、自分の手が及ばないことについて考えることには意味がない。相手の投手の状態が良かろうと悪かろうと、グラウンドのコンディションが良かろうと悪かろうと、結果を残すため、今自分が行えることを行って、備えるだけだ」と泰然と答えていた。

・マルクス・アウレリウスも同じようなことを言っている。小生などの小人は、常に人の動向が気になってしまう。こちらに非があることならば、まだ耐えられるが、訳のわからない理由で怒られたり、理不尽なことで責められたりすると、気持ちが萎えてしまったり、沈んでしまったりする。でもそんなこと、自分にはどうしたって回避できるようなものではない。何故ならそれは、ある種の相手のさじ加減、気分次第に行われることだからだ。それは自分の手の届かない範囲の問題だ。自分にできることは、目の前のやるべきことをこなして、結果を出し、相手が自分に対して、悪いことができなくなるぐらいにまで実力を持つようになる。その一事以外に、ない。

・だから、まずは、今日やるべきことを、確実にこなそう。そして、自分の手が及ばないことについて、考えることは止そう。

・今日は以上です。こんな感じで極力毎朝更新していきます。ご支持いただけるようでしたら、是非フォローや好きをよろしくお願いいたします。

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亀山こうき/俳句の水先案内人
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