素晴らしき哉、リファービッシュ品
リファービッシュ品。
それは、諸事情によりメーカーに戻ってきた開封済み製品を再度修理・調整し、問題ないものに仕上げて販売するもの。
「ショールームにリファービッシュ品があったことを思い出して検索したら見つかった!」
そうでしたそうでした、初めてImaging Plaza 行ったときにリファービッシュ品の存在を知りましたね。
店頭にあるならWebにもあってしかるべき。灯台下暗し。
X-Proシリーズは、さすがフラッグシップ機だけあって、中古でもなかなかのお値段。X-Pro2に至っては、X-Pro3の中古価格と大して変わらなかったはずです。
先日、オトさんが「X-Pro1買おうかなぁ」と言ってきた製品は、ほぼ10年前発売の初代X-Pro1でしたが、ほとんど使われていない美品とはいえ、某フリマサイトで6万円台の中古品。もちろんボディだけのお値段です。
いくら見た目はX-Pro1も2も3も変わらないといえど10年前。センサーに至っては3世代前です。オトさんが、カメラ操作に長けていて、かつ、被写体を静物に限定するなら全く問題ないと思いますが(それならそれで割り切って、動体はGRⅢにすれば棲み分けもできますし)、カメラ初心者が、片手では買えないお値段の10年前のボディ。。。そして、中古・・・。
オトさん本人も、電気関係の仕事をしていることもあり「10年間ほとんど使われていないというのは逆に気になる。ずっと使っていない機械を使い始めたら、途端に故障するとかよくあるから」と懸念は残る様子。
もちろんわたしも諸手を挙げて賛成というわけにはいきません。
が。
このリファービッシュ品のX-Pro2については、わたしも前のめりになってしまうくらいの魅力がありました。
まず、お値段。流通している中古価格とさほど変わりません。
そして製品。X-Pro2なら、センサーは一世代前なだけ。画素数も現行品に遜色なく、発売も5年前のフラッグシップなので現役バリバリです。(自分に操作技術が乏しい以上、思うような写真に近づくために機械の技術にサポートしてもらうことは楽しくカメラを続けるために大切なんじゃないかと思います。)
身元は一番確かな本家本元、そして整備済みで動作確認OK、1年保証有。
極め付けは、その時はキャンペーンで初回購入者はさらに1割引という大サービス。
そりゃあ注意書きに「お一人様1台まで、転売不可」と書かれますって。
なに、このお買い得感は・・・と目を見張っていると、オトさんに「これならFUJIFILM同士になるから、レンズも共有できるよ」と殺し文句。
うっ。
たしかに、XC50-230㎜をお目当てにダブルズームレンズキットにしました(でもXC15-45㎜も軽量コンパクト&つけっぱなしにできる点で結構気に入っています)。
が、XF35㎜のF1.4神レンズや、XC35㎜F2.0のコスパ最強レンズ、XF18-55㎜F2.8-4のズームレンズも、そりゃああったら楽しいだろうな、と思います。ちなみにこれ書いている時点では50~55㎜程度でF値が低いレンズが欲しいかも(XF56mmF1.2 あたり?)w
メィ:「。。。仮にボディを買うとして、レンズはどうするの?」
オト:「XF35㎜F1.4。X-Pro2にはこれが似合う」
うわ、出た!神レンズ。
実はオトさんの誕生日が近いこともあり、プレゼントとしてレンズっていいかも、と思ってしまったのです。
が、うーんやっぱりソレかぁ。
XC35㎜F2程度なら、オトさんの誕生日プレゼントにちょうど良いんだけどな。神レンズはお値段的にちょっとキビシイなぁ・・・でもせっかくだし・・・。
と、本来オトさんの見切り発車に待ったをかけるべきわたしが、むしろけしかけるようにプレゼントするレンズまで考えてしまうという、悪魔のような魅力を持ったX-Pro2のリファービッシュ品。
その時点では残り11台。
まだ少し考える余裕はありそうです。
。。。と、まだ検討の余地があると大きく構えていたら二、三日のうちにトントンと在庫数が減り、残り2個。
そりゃあそうだ、お買い得過ぎますもん。
そうなると確保しておきたいのが人の常。
オトさん、お金の算段はついてなかったけど
ついに、
ついに、
見切り発車でGOしちゃいました!!(ヒャッホー!)
残りわずか、滑り込みセーフ!!
逃してたら多分相当後悔してたでしょう。
そしてそれに引きずられるように、わたしも思い切ってXF35 mmF1.4をプレゼントに購入(またもカメラの大林さん、お世話になります)。
オトさん、これまでわたしに太っ腹なプレゼントを色々してくれたんだから、ここはわたしも奮発しましょう(自分も使ってみたいしw)。
昔の偉いヒトが、迷う理由が値段なら買え、とかなんとか言ってましたしね(と、今回ばかりは止める気さえなかった自分に言い訳w)。
余談ですが。
「ちなみに、こんなのもあるんだけど」
と、その後オトさんが見せてくれたのはX-E3のズームレンズキットリファービッシュ品。
なんとこちらの付属レンズはXF18-55㎜F2.8-4のレンズで、8万未満。
ちょ、ちょ、ちょっと待って。
たしかこのレンズ、新品は単体でこのくらいの値段じゃなかった?!
しかもX-E3の中古価格ってやたら高止まりしているよね。
と、X-S10を入手したばかりなのに心臓が高まります。
イケないことだけど、ズームレンズだけ入手して本体はお譲りする?!なんていう誘惑にもかられるお買い得感・・・。
「この情報知ってたら、絶対メィさんこっち買ってたよ」と、オトさんにドヤ顔されましたが、これに関しては、全力で否定させて頂きます。
XC50-230を格安で購入できる機会を逸するのと、X-T30とセンサーが同世代という点で、わたしにとって子ども撮影のために重視しているオートフォーカス性能にも不満を残す可能性が高いので、購入したら絶対X-S10に未練残すハメになったと思いますから。
それにデザインはX-E4のほうが潔くて好きだし。
でも、レンズは・・・レンズセットをこの価格で入手できるのはめちゃくちゃ惹かれます。
いやいや、でもセットになっていたズームレンズを可愛がって性能を遺憾無く発揮できるよう自分が精進すべきじゃないの?!と思い直すも後ろ髪を引かれまくるレンズセット。
さすがにX-S10ダブルズームレンズキット買って神レンズ買ってコレはない。でも、XF18-55mmが超お得に。。。(ぐるぐるぐる←思考がループする音)
いっそさっさと売り切れて欲しい。。。!!!
ああ、どこかで夫婦でカメラを趣味にしてると理解がある反面、片方が新しいボディやレンズを買うと、もう片方も買いたくなる、なんて書かれてたけど、我が家でも同じ現象が生じるとは。
かくしてこの春、我が家では、夫婦揃ってミラーレス一眼カメラ&レンズの世界へデビューすることになったのです。
ちなみにその後、X-E3の18-55mm標準ズームレンズキットはもう少し時間が経って完売しました。正直、煩悩に惑わされることがなくなって安心しました笑。