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念願だった梅の木 梅シロップ

子供の頃から梅が好きだ。

母はすっぱい梅が苦手で「梅干し」は作らない。
肉厚の白加賀で漬ける母の梅漬けは超絶すっぱいが、私はそれが好きで甕から自分で出して食べていた。刻んでおにぎりにするとホントにおいしい。
氷砂糖で漬けた小梅は山盛りにして食べていた。
私は下戸だから、梅酒は父と姉用。

小学生の時(やだ40年以上前っ)デパートで紀州の梅干しに初めて出会って、トキメイたんだなきっと、おねだりして買ってもらった。
ウチに梅あるのに、とぼやく母。
梅なんて買うの〜、と姉。
1パック(10個位)500円位だったが、次に買いに行ったら、1,000円近くになっていた。
子供ながらに高級品を食べていると自覚していたから、大切に食べた。

相変わらず梅好きだがいつだったか、母も高齢になって、いつまで漬けられるのかな、とふと考えた事があった。
その頃本当〜に時間がなかったけど、少しだけヤル気はあった。

歳してきたからだよっと母。
小梅と、保存瓶を譲ってくれて梅漬けに挑戦した。紫蘇なしで塩分18%にした。

拍子抜けするほど簡単だった。

あえて食べきらず、贅沢にも熟成させて味わうのが最近のお気に入りだ。

10年位続けていると、梅の木が欲しくなった。

昨年の夏だったか夫が義父に、私が梅を漬けていて梅の木を庭に植えようとしている話をしたらしい。
するとどうでしょ〜
梅の木があったのだ。

夫に草管理を任せていた地所に、梅の木が!
私は場所がわからないから、スグに車で確認に連れて行ってもらった。
時期外れで、自然落下して腐った実が地面を覆っていた。近づくとほんのり甘い匂いがしてた。

もったいない。なんだよ、あったのかよ…
夫が本当に知らなかったのか謎だが、興味や関心がないってこういう事だよな、と思った。

夫のおじいさんが植えたらしく、義父は品種はわからないという…。
義母は漬物を買う人だったし。

枝の剪定もしてもらえず少なくとも40年は放置されていたなんて…。


義父にお願いして木を譲ってもらった。
(管理してないのに変な話だが)
夫は今まで除草剤を撒いていたから私が草を刈る事にした。
春になって見様見真似で剪定した。
葛?みたいのが絡んで絡んで随分窮屈だったろうな。
梅切らぬバカだ。
ばかばかばかばか。

時々パトロールに行って、花が咲いていて嬉しかった。
木の下にはイタリアンライグラスみたいな草が生えてきた。これまた欲しかった副産物、畑に移植したい。
周りに梅の木が見当たらなかったけど、ちゃんと受粉して結実していた時は更に嬉しかった。

5月の終わりに摘果して、まだかな、まだかなと頻繁に通い収穫の日を心待ちにした。

白加賀とか南高梅ではなさそう…なにせ品種がわからない。一粒23〜25gになり待ちきれず収穫した。

当初は梅干しを作るつもりだったが、夫も子供もそれほど好きではない。
梅シロップならみんなで楽しめるかなと思いチャレンジしてみた。

これまた拍子抜けするほど簡単だった。

この暑さでバテずに野良仕事ができたのもコレがあったからと言っても過言ではない。
出涸らしの実も口に放り込んでおやつにしていた。

もう少しちゃんと摘果すれば実が大きくなったかな。
一から植えてたら何年かかっただろう。感謝を込めて草マルチをした。
しないほうがよかったかな。

来年も梅がなりますように。

あ〜梅シロップが終わっちゃう〜

#日記
#梅
#梅シロップ
#梅仕事
#自然農
#わたしの野菜づくり

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