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何年かに一度のランチ そしてゲーセンへ

今日はママ友とランチをした。
つきあいとしてはもう30年くらいになる。ママ友と言っても、たまたま買い物の行き帰りに出会うと子どもを公園で遊ばせて一緒に過ごす程度だった。グループになってランチに行くような集まりには参加しないタイプの人だった。

そして子どもたちは成人した。

すると何年かに一度これもまたバッタリ出会うと次の週にでもランチに行こうと誘われるようになった。意外に社交的なんだあとその時思った。
子どもたちが成人した後も話せる関係があることが嬉しいという。
特別なことは何もなく、ただ喋るだけ食べるだけのランチ。
子どもたちの同級生は元気なのかとかの情報共有。そしてヨガや健康の話。ちょっとのめり込むタイプで平たくいうと変わっている。個性的。まあ、私には言われたくないだろうが。
この人は私といることで楽しいのかなあと思うのだが、それでもまた次に出会えばまたランチの話が出る。お互い変わってるからこうしていられるのかもしれない。LINEの交換もしていない。メルアドは知ってるが使ってない。そんな関係だ。

今日はさらに個性が炸裂していて、ランチの後、太鼓の達人ゲームをしに上階のゲームセンターに行こうというのだ!
割引券を持ってるのと、ゲームセンターのコインがたくさん溜まってるからとのこと。

なんでゲームセンターの割引券?
コインって何?

とか、いろいろ頭をよぎったがとりあえず面白そうだったので行くことにした。
太鼓の達人は小学生がやっているのを拍手しながらしばらく見ていたがなんだか難しそうなのと、チケット3枚を全部使ってという。一枚で3曲なので9曲やらないといけない。それは無理そうだということでコインゲームをすることになった。
コインを落として押されて落ちてくるコインをまた貯めることができるというまさに沼状態のゲーム。それを2人でやった。

わあ、出てきましたねえ。

なんか落ちてくるみたいですよ。ボーナスだって。

ボールゲットって出ましたよ。

意味わからないよねえ。

ハイタッチもなく、きゃーと喜ぶわけでもない。なんとも奇妙な2人だったと思う。絶対浮いてた、というかそこだけ沈んでたというか。結局彼女によると500枚下ろしたのに28枚しか使ってないとのことだった。
全部使いたかったらしい…。
賑やかなゲームセンターで、静かに真面目にゲームを遂行したって感じ。

いつも行列のランチのお店に入れたことよりも、ゲームセンターのほうが記憶に残りそう。Oさん、またね。

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