【旅のあれこれ】鹿児島の“あくまき”を食べてみた!
旅先でその土地ならではの食べ物をいただくのを楽しみにしています。
最近は地元のスーパーに行き、見たことのない食材や料理を見つけるとワクワクし、早速購入してホテルで味わうことも…。
旅先の桜島のスーパーで鹿児島県人の友人に、端午の節句によく食べると教えてもらったのが「あくまき」(「灰汁巻き」、「あく巻」)。もち米を木灰汁(あく)に一晩漬け込み、孟宗竹の竹皮で包んで煮て作るちまきだそうです。
友人にくず餅みたいなもの?と聞いたら、ぜんぜん違うとのこと。味の想像がつかない!!食べてみるしかないでしょ、これは(笑)!真空パックの「あく巻」一つを購入。
本日、家族で「あく巻」をいただきました。竹皮をめくると白い粒がある茶色の物体が…。箱根の黒卵のような硫黄のような匂いがし、傷んでいるんじゃないか、と心配になってきました…。ググるとこういう匂いで問題無く、白い粒はもち米の胚芽と商品のパッケージに記載があり、安心しました(笑)。
包丁で切ると粘りが強く、上手く切れない(糸で切ると良いそうです)。粘る餅状のものをなんとかカットし、皿に。
まずは何もつけずに食べてみると、独特の匂いが口内にひろがり、わずかに苦味がありますが、味はありません。くず餅には無い、風味があります。ストレートでは食べるものではなく、砂糖ときな粉をまぜてふりかける、しょうゆでも美味しくいただけるとパッケージには記載されていました。
黒蜜ときな粉をつけて食べると…、なかなか美味しい。家族3人でぺろっと1本平らげました。これが鹿児島の郷土の味なのか。昔、戦地で日持ちし、腹持ちする食べ物として、開発されたものらしいです。
桜島を訪れたのは5月上旬でしたが、地元のスーパーの入口付近には「あくまき」の材料が並び、レシピを書いた紙が用意され、手作りされる家庭も多いようです。鹿児島県人のソウルフードですね。
日本の各地にはいろんな食べ物があるんだなぁ。今回の屋久島&鹿児島旅行で、オリジナリティが突出してたのがこの「あく巻」でした。旅行って、楽しいな。
フェイスブックでこの「あくまき」体験を載せたら、思いのほかウケたので、noteでもご紹介することにしました。これから旅先でのあれやこれやをぼちぼち綴っていきたいと思います。