一汁一菜
おはようございます。
先日、土井善晴先生の
「一汁一菜でよという提案」
という文庫を拝読しました。
土井さんは
NHK「きょうの料理」にも出演なさった
バリバリの料理家の方です。
私は「毎日の食生活」について
悩んでいました。
そんな時に書店で
見つけたのがこの「一汁一菜という提案」という書籍でした。
著者の土井先生は
コロナ禍の前、まだ
一般の人も美食に包まれていた社会に
「一汁一菜」という提案をすることに
躊躇(ためら)いを感じていらっしゃ多様です。
しかし、社会の反応は
とても好意的な反応で
「毎日の献立に役に立つ」「一汁一菜に救われた」という
反応がたくさん上がったそうなのです。
「素食」とも少しニュアンスの違う
「一汁一菜」とはどのようなものなのでしょうか?
私なりに
噛み砕いていうと
基本は「ご飯」と「お味噌汁」の組み合わせです。
それだけですと栄養が取れないよ・・・。と
思います。
しかしながら
「お味噌汁」にはなるべく旬の食材を
ふんだんに入れ込みます。
そうすることによって
栄養面でも効果が出てくるというのです。
また、「一汁一菜」は
ライフスタイルや
メンタル的な「心の拠り所」にも
寄与します。
「食材の買い出し」
↓
「食事の準備」
↓
「いただきます」
↓
「食器の後片付け」
このような
所作(習慣)を日常に取り入れることで
生活習慣にハリが出るそうなのです。
昔から「衣・食・住」と言いますが
その中の「食」を整えることで
「衣・食・住」のバランスが
自然に整えられていきます。
そうして
整えられた習慣としての
「食べる楽しみ」=「一汁一菜」は
「心の拠り所」の役割も担ってくれます。
ユネスコの無形文化財に
「日本食」が登録されました。
「日本食」はヘルシーである。という
認識しか私にはありませんでした。
それは、一部誤解で
「一汁一菜」という日本の
家庭料理の基本が大元にあるのではないかと
感じました。
日本食とは料理家のものではなく
普通のお母さんの味、料理なのです。
たった「ご飯」と「お味噌汁」(具材は入れますが)
だけで良いのです。
(厳密にはお漬物も入りますが)
簡単で至ってシンプルです。
何も他の食べ物が
よくないというわけでも
ありません。
例えば「パスタ」とお味噌汁。や
ご飯とコンソメスープなどでも
構わないと土井先生は例を出されています。
(後者は私が考えたオリジナルです)
ご飯も炊くのが面倒だというなれば
「パック」でレンジでチンでも
良いと思います。
お味噌汁もレトルトの
少し具の多い高めのインスタントも
初めはいいように思います。
「食」は命を育む
大切な行為です。
「一汁一菜」は何だか見窄(みすぼ)らしいもの
という感じは誤りなのではないでしょうか?
以上「一汁一菜で良い提案」という
書籍の紹介をいたしました。
私自身、noteに書くこと自体
勇気が入りました。
それは「一汁一菜」という
精神的な拠り所の存在がありました。
感謝いたしたいと思います。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
このnoteが皆さんの
何かのお役に立てれば
幸いです・・・。
おわり
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?