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三国志

今回は吉川英治さんの三国志について
書きたいと思います。


三国志に一番初めに触れたのは
KOEIのゲーム三国志2でした。
何となく「信長の野望」シリーズの延長上でやっていた
このゲームです。

話は変わって
私は、高校で登校拒否をしてしまいました。
何とか一学年は進級できたのですが
二学年は2回やっています。
でも流石に修学旅行は2度は
親に行かせてもらえませんでしたが・・・。
(それを狙ったわけではありません)

2度目の二学年は
一学年下の学生と同じクラスになります。
もちろん友達はいません。
授業の時間はメンタル的に大丈夫でしたが
休み時間はさすがに時間を持て余していました。

そんな時に出会ったのが
大衆文学の大家、吉川英治さんの三国志でした。
元々小説は好きでした。
「宇宙皇子」や「ガンダム」「三毛猫ホームズ」
「ロードス島戦記」など今でいう
ライトノベル的なものは読んでいたのですが
本格的な小説は初挑戦でした。

読み始めた動機は
全8巻の長編です。
そこで、一度留年するくらいの私に
「これくらいの本も読めないなら卒業は無理だな」
とか無理に自分にハードルを設けてみたのです。
また、本格的な小説というのにも憧れて
読み始めました。

ゲームで登場人物くらいは知っていたので
ストーリーを追うのは難しくなかったです。
むしろ、数々の漢(男たち)の物語に引き込まれていました。

メインは何と言っても赤壁の戦い。
曹操の大群と劉備、孫権の連合軍の戦い。
そして諸葛亮と周瑜の騙し合い。
孫権の軍師、周瑜は何とかして
滞在していた劉備の軍師諸葛孔明を
亡き者としようとします。
周瑜は孔明に対し無理難題を押し付けます。
10万本の矢を至急作ってほしと、周瑜。
それに対し藁人形の船で曹操の軍勢に
夜に急襲をかけた孔明。
騙された曹操軍は幾万の矢を放ちます。
藁人形に刺さった矢は一晩で10万本に達し
帰還した孔明は周瑜を驚かせます。

このようなエピソードがたくさん続きます。
しかしここで問題が。
当時でも三国志の文庫は一冊1000円近くしました。(ブックオフ無いし📚)
高校生の私には全巻揃えることは無理に決まってます。
そこは学校の図書館。
吉川英治全集が揃っていて
残りは暇な昼休みに図書館で読み切ってしまいました。

その後、吉川文学は
上杉謙信や黒田如水など読みました。
一番有名な宮本武蔵は残念ながら読んでいません。

その後もいろんな三国志や十八史略なども読みました。

この経験はその後の私の人生に
とても大きな自信をつけてくれました。
これが、私が三国志に出会った全てです。

やはり、時代物というと
石田三成、伊達政宗、上杉景勝、直江兼続などの
戦国時代物も好きです。

若い時にはヒーロー(モデル)が必要です。
歴史に自分を重ねても良いのではないでしょうか?

おわり

shigekumasakuさん素敵なフォトありがとうございます。


#歴史小説が好き

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