障害がある人が通う施設での「生涯学習講座」【講座の内容編】
お会いできて光栄です
けんです
障害のある人が通う、生活介護事業所で働いています
ある日携帯を忘れて出勤してしまい
翌日、携帯をカバンに入れて準備していたのに
そのカバンを忘れて出勤したことがある
「やらかし系生活介護主任」です
今回は、私が職場で担当している生涯学習講座について
【講座の内容編】と題して書いていきたいと思います
ひとくちに「生涯学習講座」と言っても幅広いものだと思うので、少しでもイメージが共有できたら嬉しいです
1、国語Ⅰ
「書くこと」をテーマにした講座です
前半20~30分くらいは、
プリントなどを使って、机に向かって行う「ひとりでやる」時間
残り20~30分くらいは、
ホワイトボードを使って、希望者で行う「みんなでやる」時間
こんな感じにざっくり分けて実施しています
私の職場では、ご利用者さんから
・自分の名前を書けるようになりたい
・「書くこと」を忘れないようにしたい
・自分で考えて問題を解きたい
・徹底的に漢字の書き取りをしたい
といった要望があるので、ひとりでやる時間で課題の内容を工夫しています
みんなでやる時間では
漢字の成り立ちや書き順に関するクイズ、書初め大会など
その日の参加者の雰囲気に合わせて提供しています
「みんなでやる時間だけ参加する」
というご利用者さんもいます
基本的に私の講座は飛び入り参加大歓迎です
2、国語Ⅱ
「ことば」をテーマにした講座です
国語Ⅰとは違って、個別に何かをすることはありません
・年賀状について
・今年の漢字を予想してみよう
・「助詞」について考えてみよう
など、毎回1つテーマを決めて参加者全員で考えます
・文学Ⅰ
「本を読む時間を大切にする」をテーマにした講座です
参加したい人が自分で読みたい本を持ってきて、講座の中で自由に本を読みます
私がやるのは
・ページをめくるお手伝い
・読めない漢字や意味を調べて伝える
・時々ディスカッション
それ以外の時間は私も読みたい本を読んでいます
担当する講座の中で、最も「自分の人生を学びに使っているプレミアム感」を感じることができる講座です
・文学Ⅱ
「本を読む楽しさを発見する」をテーマにした講座です
文学Ⅰとは違い、1冊の本を全員で読みます
1人が声に出して読み、後から内容を説明する感じで
必ず1講座につき1回
「私が面白いと感じたポイント」
を伝えるようにしています
・声に出して読むと内容がわかりやすいタイプの人
・一人でもくもくと読むのが得意ではない人
・本が楽しくなるポイントを知りたい人
が参加してくれることが多いです
・算数
「数字」をテーマにした講座です
国語Ⅰと同じように、「ひとりでやる時間」と「みんなでやる時間」にざっくりわけて実施しています
・足し算、引き算の仕組みを理解したい
・お金の計算をしたい
・図形の問題がやってみたい
という要望があるので、「ひとりでやる時間」に課題などを工夫しています
みんなでやる時間では
・「足し算」だけをつかって割り算を攻略する
・10%オフって何?
・素数について考える
といった内容を、参加状況に合わせて実施しています
この5講座を担当しています
私の職場では、活動を午前/午後に分けています
午前1コマ、午後1コマとして
大体月に8~10コマ実施しています
各講座に共通して使っているつかみのネタなどは、別に詳しく書くよていなので、気長に待っていてほしいです
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで