ワーママのモヤッとを完全に解消することはできなくても、心穏やかに楽に過ごす方法があると思う。
日々、モヤっとしてる。
子育てのこと、家事のこと、仕事のこと。
誰かに話してスッキリする暇がないときもある。
ネットで不平不満を並べた記事を見れば感情移入して腹立たしくなり、そのくせ、「私は負の感情に巻き込まれないぞ」なんて意地をみせたくなったり。そして、そんな無駄な時間を過ごしたことを後悔する。
若い時と比べて、今格段に上手になったことがある。それは、心の幽体離脱!
モヤっとした自分から離れることができる。
これができるようになってから劇的に生きやすくなった。
上司にモヤっとしても、同僚にモヤっとしても、大丈夫。
幽体離脱すると私が私に言ってくれる。
「それ、どうでもいいことじゃない?」
そしてはっと我に帰る。
そうだ、あれをして、これをして…
とやるべきことに戻れる。
モヤっとした感情の中に自分がいると、やるべきことが遠ざかってしまう。そして、お菓子を食べたり、本来すべきことと関係ないことをしてしまう。それがまたモヤっとを助長する、そしてモヤっとした原因に怒る。以下、ループ。
どうやって心の幽体離脱ができるようになったかは、定かではない。
しかし、若い時からできたらいいなと思っていた。
キーっ!となった自分をもう1人の自分が「ドードー」と、手懐けてくれたらいいのにと。
モヤっとした煙で心の視界が曇った時、シューッと掃除機で吸い取ったりして、心の中のど真ん中はガラスのバリアで守られていつも綺麗な空気で満たされていたらいいのにと。
よく、こんなことを聞く。
他人の思うことは操作できない。
だからコントロールしようと思わないこと。
頭でわかっていても、あの人にこう思われているのではないか、と気を揉むことはよくある。
こんなふうに思われたくない!
こう思われていないといやだ!
こう思われているみたいで虚しい!
そんなときも、幽体離脱すると「どう思われてもよくない?」と思える。
それがなにさ、so what?だ。
本質的にはどうでもいいんだ。
だって「あなたは私のことこう思っているかもしれないけど、私はこうなの、正確に理解してよ」って言われてもふつうの人はへー、ふーん、としか思わないだろう。
分かり合える人なんて、稀。
いたら、めちゃラッキー。
家族でさえ難しい。
誠実に人々に接している限り、あとは相手の思うことなど、相手に任すしかない。
モヤっとした自分も確かに自分なんだけど、本当に大切な自分はそんなものに埋もれたりはしない。
残念ながら、幽体離脱をどう体得したかわからないけど、コツと言うものがある気がする。
意外に、それは、「自分を認めること」な気がしている。
あなたはあなた。
絶対不可侵。
自分をそう認めた瞬間、他の人にも犯せない領域があると気づかざるを得ない。
あなたが思ったことはただしい。
あなたが感じたことが全て。
そう自分を認めた瞬間、その裏返しで他の人にも、考えがありそれはリスペクトされるべきだよなぁと思うことになる。
そうして私は、総合的に心の準備が整って、心の幽体離脱するようになったのかもしれない。
子どもに対しても同じ。
子どもたちに対して、それは合ってるとか、間違っているとかジャッジはしないようにしている。
もちもん、こうしたほうがよいよ、とか、しようね?とか同意を促すことはあるけど。
人のお皿に物を置くことはできても、飲み込ませることはできない。
考えと言うのもそれと一緒だろうと思う。
ワーママをしてて、私は独身の時より仕事を楽に感じるのはこういう分野だ。
気力や脳のキャパは以前に比べて劣っているかもしれないが、心の使い方はほんの少し、上手くなった気がする。
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