育児日記。小2と未就学児のいる家庭で起こる珍事と雑用。
田舎の長女として育った私は、先生や親に怒られないように良い子でいようとして一生懸命だった。
しかし、自分の子どもたちを見ているとなんとも自由奔放である。個性爆発。
個性的に育ってほしいと特段思ってもいないのになぜだろうか?
はたまた、本来私も、こうやって抑圧されずに育ててもらいたかったのかもしれない。若い芽が伸びようとする方向に伸びていくことを邪魔しないおとなになりたい。
ところで、7歳2歳と、それなりに人間らしさや知能を装備し始めた年頃の男の子たちである我が家のかわいいモンスター達は毎日様々な珍事を起こしている。それに伴う珍雑用も後を立たない。
「そんな頃があったな」と微笑んで思い出すのもよし、「あの頃に戻りたくない」と苦々しく思い出すのもよし、煮ても焼いても食えないそれらを記しておく。
お風呂からトミカを水揚げ
上の子が昔そうだったけど、下の子も様々なおもちゃをお風呂に持ち込む。
今はトミカがお気に入り。
風呂上がりに水揚げし、タオルの上に置く。
水揚げし損ねたりして、翌日お風呂を覗いたときひっくり返ったトミカを見るとぎょぎょっとする。トミカの腹が黒く、複数あるとゴギブリに見える。
落ちるご飯つぶ単体ならまだマシ
ご飯を床に落とすことはよくある。
しかし、それを踏んだら最悪。
ご飯つぶが引き延ばされて床に筋を描くと更に悪い。
床掃除の面積拡大と拭き取りに要する労力の増大。
昔はご飯粒は糊だった。
糊を広げる子どもたち。
見苦しい兄弟げんか
さっきまで仲良く遊んでたのになんで?!
兄弟喧嘩は突然に。
5歳差もあるのに、下の子はなかなかの負けず嫌いで食いついている。
わずか2歳で放つ言葉は…
「おまえー」
かわいくない。
しかし、仲直りも早い。すぐにくっつくし、「ギューってして」なんてちびすけに言われまんざらでない兄貴。
仲良くしててくれ〜
夫は雷を落とすが面倒くさそうにするだけ。
仲裁に入るのはだいたい私。
ヤプルトとアイタッポ
2歳のかわいい言葉集に加えたい。
ヤプルトはヤクルト。
アイタッポはアイパッドである。
どちらも、兄が手に取ると弟も必ず手に取りたがる。
ヤクルトはお風呂上がりに兄が飲み、iPadはご飯の前に兄が見ている。
iPadは、さすがデジタルネイティブで、自分の写真とYouTubeはわかっていて使える様子だ。
この、「お兄ちゃんのやることは自分もやりたい」という現象は弟らしくてかわいい。
と言うわけで紛争防止のためiPadの充電は必須となる。
アンパンマンカー定員オーバー
上の子がお座りができるようになってから買ったアンパンマンカー。
なんと現役で活躍中。
それも、2歳ちびすけだけでなく、なんと二人乗りで完全に定員オーバーである。
さすがに、寛大なアンパンマンも、苦笑しているに違いない。
そしてそのアンパンマンカーの埃を7年間拭き続けるのも私である。
ウォーターサーバーおもちゃ化
兄の真似を弟がするあるあるで、ウォーターサーバーからお水をくみたがる弟。そして、飲めもしない量を汲んでテーブルに置く。
それらのコップを片付けるのはもちろん私。
植物の水やりに再利用したりなど。
声を大にして言いたい。
ウォーターサーバーはおもちゃじゃない!
楽しいんだろうな、と思うけど、お水も電気も貴重なのよ。
どうでもいいことばかりだけど
こうしてあげてみるとほんとにしょーもないことが多い。
なくなった将棋の駒を探したり、結局なくて新しいものを買ったり、なくなったセロテープを買ってきてはめたり、子どもの持ち帰ったプチトマトの葉っぱを掃除したり、ちびすけの鼻血のついたシャツを手洗いしたり、ベッドの下に転がったスーパーボールを拾ったり…
子どもとの毎日はこうしたくだらない作業に溢れている。
それらのほとんどが「いずれやらなくてもよくなるもの」ばかり。
しかも、仕事では会社で誰かに感謝されたり褒められたりするのと違って、誰がやったかも知られずに終わるようなものばかりだ。
それなのに、毎日毎日やってしまうし、やらずにはいられない。
お母さんである自分らしさがこんな裏方仕事に詰まっている気がする私は、案外、働き者なのかもしれない?!