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現代詩入門 吉野弘
シェイクスピアの 詩が紹介されている
シェイクスピアには2人の恋人がいた 1人は男性1人は女性であったがこの2人が 恋仲になったために シェイクスピアは2人の恋人を一度に失うことになった
第144番
私には2人の恋人があって1人は私を慰め 1人は私を 絶望に追い込んで
2つの異なった精霊も同様に銘々の考えを私に吹き込もうとする
私を守護してくれる天使の方は見るからに明るい感じの男で
悪い方の霊は暗い色をした女 なのだ
この悪魔は私を 早く地獄に連れて行きたくて
私の天使を誘惑して 私のそばから引き離し
その純潔な心を汚れた誇りに満ちた 自分ので口説き落として
この聖者を悪魔に変えようとする
シェイクスピアは2人の恋人を同時に愛していたが、より愛していたのは男の方だったらしい
この本では リルケ や まど・みちおの詩についても紹介されている
自身の詩作の経過を書いたものが 面白かった 新聞に発表するまで5回も書き直している どういう風に書き直したか 自作の詩を並べて紹介しているので 分かりやすい こんなに何べんも見直して言葉を選んでいるのか
自分の詩作の安易さを゙反省!