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199文字日記

初めて買ったキャンドルを試した。
暗い部屋の中、キャンドルのボワッとした灯りで本を読みたくて。

期待に胸を膨らませて灯したそれは、本を読むにはあまりにも頼りなかった。
小指の爪ほどの小さな炎がチロチロしているその光景に、思わず笑い声が漏れた。

確かに、お誕生日ケーキの上のローソクを思い出してみれば、ひとつまみの炎で本が読めるはずないか。

それにしても、夜ってほんとうはこんなに暗かったんだなぁ。なんつって。

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