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ガララ、と扉が開く音がした。 「あ~、果歩ちゃんだ」 「皆さんのかほりん降臨、そして先…
今日は高校の文化祭。 開始まであと一時間といったところで、私たちのクラスでは一つの問…
今年の夏もそろそろ終わりか。 行き交う人々を見ながらそんなことを思っていた。 「お…
ループスさんの企画作品です。 企画テーマが「ハッピーエンド禁止」なので、そういう話に…
「なあなあ、早よ乗らんと置いてかれるで」 「ん? ああ、小坂か」 「小坂か……ちゃうわ、…
「はぁ~……先輩、今日もカッコイイなぁ」 屋上に這いつくばる私。双眼鏡越しに見る先輩の…
『無理を道理で押し通す』 この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 「ねえ! これ!! どうして誰も気づかなかったの!?」 生徒会室に愛季会長の声が響き渡った。 「あー、これはですね……」 言いづらそうにしていた書記の代わりに、僕が答える。 「彼らは部費と称して私物に費やしているんです。なので、その額に達しているのかと」 「かと、じゃないよ! どうしてそれを認めちゃってるの!!」 皆が唇を噛み締めて下を向く。 「前会長もそれ