Lyrac

音楽やっています。 ライブ活動再開します。 12/2(月)@下北沢440 https://t.livepocket.jp/e/440241202

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最近の記事

Out Of "Time"

(※諸事情により、今回はこちらで音楽紹介をします。) 世界一美しい(個人の見解です)アンビエント作品が復刻されました。2009年にリリースされた坂本龍一によるソロ・アルバムで、本人監修のもとリマスタリング。さらに未発表音源も追加されています。静寂な美しさが貫かれた一枚で、これまで何度これに癒され、もっと良い音で聴きたいという動機がオーディオの買い替えに繋がり、リファレンス用にも何度使用してきたことか…。と、書いている通り、聴いた時の気持ち良さは極上ものであることは、是非本作

    • 神話と引用

      神話が文学をはじめ、現在でも映画や音楽などあらゆるジャンルで引用され続けていることは以前のnoteでも書いていますが、その後も出会うきっかけが多くその根強さを感じています。というのも、最近西洋占星術にハマっていたのですが、これも神話の世界であったことを知ったからです。 西洋占星術の歴史 西洋占星術といえば、雑誌のコラムに掲載されているなど、一種のエンタメのようになっているのが今日の一般的な立ち位置であると思いますが、実際に調べていくと壮大な背景を持っていることがわかりまし

      • 伸ばした音

        (前半はこちらからどうぞ) ここからは武満氏の論考にはありませんが、この考え方は、楽器ではなく能の歌で考えてみても同様で、太く、かすれた声が理想とされているそうです。"味わい"のある声ということですね。クリアで透き通った声を良しとする西洋音楽とは真反対ともいえます。しかし、実際はそれらノイズ部分に倍音が隠れており、豊かな音になっていたことは科学的検証もされているようですので、味わいというのは根拠があることになりそうですよね。(以前にnoteで書いた内容にも繋がるお話です。)

        • Tragedy heals 〜”慰め的食べ物”の続き〜

          (前半を読まれていない方はこちらからどうぞ) 小説家の話を出したので、物語というものを少し掘ってみたいと思います。 近年、インドネシアのスラウェシ島の洞窟の中に今からおよそ4万3900年前に描かれた壁画が発見されたそうです。その壁画には狩猟の様子が描かれ、研究者は動物と人間を合わせた獣人を描いている可能性があることを指摘しています。これがフィクションとして描かれていたとすれば、現時点ではこれが最古の物語になるのかもしれません。さらに、ドイツで発見された4万年前に作られたとい

          ブログ『冷頭暖足』の続き〜水とゆらぎ〜

          (前半を読まれてない方はこちらからどうぞ。) 我々の身体のスタートである母体から、もっとスピチュアル的な言い方をすれば太古の記憶に触れるから。など何通りも答えは浮かんできますが、科学的にいえば、いわゆる1/fゆらぎというものがあります。超簡略化して言ってしまうと、正確な規則性を持ち切らない揺らぎというのが人に癒しを与えるというものです。水の他には視覚的にいえば炎がわかりやすいですね。人間も生まれながらにして体内に1/fゆらぎを持っているそうで、共振、共鳴の感覚を得るからかも

          ブログ『冷頭暖足』の続き〜水とゆらぎ〜

          初期書記

          遂に始まったnote生活。ここでは、脳汁が原稿用紙の上に滴り落ちるかのように、思ったことをただ書いていく予定です。 アスファルトの窪みに浮かぶ水溜りの表面に、太陽が映り、虹も映って、それを見て感動している自分も映る。何かを悟る瞬間とはそうゆうものだと思っているので、書いていこうと思う。うん、ちょっと良く分からないこと言っている自覚があるから大丈夫です。メリークリスマス。 某レコード店で書いているブログの続きとして、ここに載せることもあれば、ここにゼロから書き始めることもあ

          初期書記