精神病の正体と精神科医の犯罪16 〈最先端科学が暴く不都合な真実〉
第2章 精神科医の犯罪2 精神科の薬①
ここからはそれぞれの薬についてどのような問題があるのか、実際何が起きているのか詳しく見ていきましょう。
①睡眠薬
ストレスによってまず起きるのが不眠です。これはCRH1型受容体系統、興奮系のストレスホルモンが活性化する為です。これを抑えるにはCRH2型受容体系統に作用するストレスホルモンを補えばいいというわけです。抗不安薬と成分や効果がよく似た薬剤で催眠効果に特化したものです。
アルコールを飲むと眠くなります。酔わずにその作用だけが起きるよう作られたのが睡眠薬です。ビール一杯で眠くなる人はあまりいないでしょう。依存症が起きるレベルなのですから少なくとも1粒で日本酒5合を超えるアルコールに匹敵することになります。たかが「眠り薬」が実はどれだけ恐ろしいものかわかりますよね。オーバードーズによく使われることを考えれば「弱い麻薬」であることは間違いありません。依存症が起きる事はよく知られていますがそれ以外にも恐ろしい副作用が明記されていることをご存じでしょうか。アルコールよりも体への負担が少ないと医者は勧めますが脳への影響は遥かに大きいのです。
ストレス時に起きる「ストレス性睡眠発作」については前に解説しています。この発作を人工的に引き起こすのが睡眠薬です。GABA作用を利用した薬ですから抗不安作用によりシナプスが刈込まれ統合失調症に繋がります。
当たり前ですがダウンレギュレーションによって不眠は悪化します。次第に薬なしでは眠れなくなります。数週間連用すれば依存症になります。WHOは30日を超えて処方しないよう勧告しています。
夢遊病
朝起きられなかったり、起きてもろれつが回らなくなったりすることは頻繁に起こります。
また、睡眠薬を服用し一旦眠った後、起き出して訳の分からないことを言ったりおかしな行動をしたりというようなこともよく起きます。声をかけても聞こえなかったり目の前にいる相手を認識できなかったりします。これが夢遊病、ブラックアウトの状態です。記憶は残りません。
パンドラの箱
2012年東京新聞に「睡眠薬で性格が変わる?」という記事が掲載されました。睡眠薬の服用によって性格が「悪く」変わってしまい、家族や職場、隣人とトラブルが起きた事例が紹介されていました。
同じ記者の2008年の記事では睡眠薬の乱用によって依存症に陥った人が「迷子になる」「暴力をふるう」「放火」などの行為に及んだことが記載されています。マスコミで睡眠薬の副作用にここまで踏み込んだ記事は後にも先にもこの記者の記事だけです。
しかし、2012年の記事はデータベースから削除され存在しなかったことにされました。記者は社会部から移動となり体調を崩し休職しました。何が起きたかお分かりでしょうか?
この記者はパンドラの箱を開けようとして神の怒りに触れたのです。その後記者として復帰しましたがこの話題には二度と触れようとしません。すでに精神科の薬に関する否定的な話はマスコミではタブーとなっていてテレビや新聞にそんな話が出ないのは当たり前なのです。
問題行動が起きた人には「禁忌」
2022年7月、一部の睡眠薬の添付文書が改訂され「禁忌」の項に「本剤により睡眠随伴症状(夢遊症状等)として異常行動を発現したことがある患者」が追記されました。回りくどい表現ですが「睡眠薬によって異常行動が認められたら処方するな」ということです。
精神科医の三島和夫氏はこの改訂について睡眠薬とアルコールの作用と問題行動が共通していること、GABA作用による抗不安作用、前頭葉の機能低下が原因であることを解説しています。私にしてみればとうに解明できていたことですが医者が発言したのはこれが初めてです。
禁忌というからには「特定の人には必ず起きる」ということであり、禁止しなければ「まずいことが起きる」ということですね。発症率はとんでもなく低く見積もられていますが、もしそうであればこのような警告は必要ないはずで、酒で異常行動を起こす人はそこら中にいますよね。文中でそのほころびも見せていますが。
2021年に起きた大阪の心療内科放火事件を受けて密かに行われた改訂だと私は確信しています。この記事を報道したのは外資系ネットメディアだけで新聞テレビは一切触れませんでした。秘密裏の改訂を公表してしまったこの医者を私はかえって心配してしまいました。案の定元ネタのナショナルジオグラフィックではこの記事だけ削除されてしまいました。二度と読めないので少し長めでしたが引用しておきました。私が引用する記事はどうして削除されてしまうのでしょう?何かやましいことでもあるのでしょうか?
キレる老人が増えている?
「キレる老人が増えている」そんなニュースが伝えられています。礼節をわきまえているはずの60代以上の高齢者が、性格が悪く変わり過激になってご近所トラブルを起こしたり事件にまで発展する事例が増えているというのです。雑誌でも特集記事が組まれるほどですから実際に増えているとしか思えません。
「高齢者を取り巻く環境が変わったから」「ストレスが多くなったから」とか言われていますが、そんなことで本当にキレる老人が増えるのでしょうか?
認知症にも性格が悪くなる症状がありますが、知識や記憶の欠落が同時に起きますのでこの場合は関連ありません。
この現象には「睡眠薬」が関わっている可能性が高いと考えられます。私も体験していますが高齢者には「不眠症」が多くなるとされ科学的根拠も明らかにされています。
製薬会社は医者と手を組んで積極的に睡眠薬の服用を勧めるキャンペーンを推し進めています。その結果、睡眠薬の使用率は60代から急激に増え始め、80代では24.8%という数字に達し、しかもWHOが30日を超えて処方しないようにと勧告する薬を何年にも渡って処方し続けているのです。
ストレスに弱い遺伝特性を持たない方でも長期的に連用すれば依存症や統合失調症が進行します。「アルコールの影響がない」「以前はそんな人ではなかった」という場合には間違いなく睡眠薬などのGABA作用薬が関わっています。
また、睡眠薬服用高齢者が「認知症になりやすい」という報告もありますが直接的には統合失調症の症状を認知症だと勘違いしているだけです。
睡眠薬自殺の恐怖
2023年歌舞伎俳優の市川猿之助が両親に睡眠薬を服用させ、自分も睡眠薬自殺を図りました。両親は亡くなりましたが猿之助は助かりました。
それから逮捕を挟んで長期間精神科に入院してしていたことはご存じでしょうか?睡眠薬を飲んだだけなのになぜ精神科に入院したのでしょう?
製薬会社によるとかなりの量の睡眠薬を飲んでも死ぬことはないそうです。ただ大量に飲めば確実に重い統合失調症を発症します。睡眠薬自殺を図って助かった人は全員必ず統合失調症になるのです。もちろんこの不可解な事件が起きた根本原因も睡眠薬服用によって理性を失い冷静に物事を考えられなくなったからです。
昭和初期に活躍した詩人・彫刻家高村光太郎の妻智恵子も睡眠薬自殺未遂の後統合失調症を発症しました。逗子ストーカー殺人事件の犯人は睡眠薬自殺未遂後統合失調症を発症、退院後事件を起こしました。偶然ではなく必然なのです。精神科医は90年以上前から当たり前に起きていたこの事実に気づきながら報告せず、製薬会社は把握しながら知らぬ存ぜぬを通してきたのです。悪魔以外の何者なのでしょう。
睡眠薬自殺を図った家族がいたら助けないことをお薦めします。できることなら口と鼻をふさいであげてください。たとえ殺人罪で服役することになっても、本人にとっても家族にとってもそれから先の「この世の地獄」を味わうよりはるかに幸せです。
太宰治、芥川龍之介、川端康成、藤圭子、渡辺裕之・・・睡眠薬を服用していて自殺した人は数え切れません。偶然などではなく、性格の悪い別人になるか自殺するか犯罪者になるかが睡眠薬服用の結果なのです。三島氏は認めているにも関わらず副作用という報道は一切なく、もちろんカウントもされません。
消えたアイドル
70年代に一時代を築いたアイドル天地真理。しかし忽然とテレビから姿を消し、数年後に再び現れた時にはまるで別人でした。
彼女は超過密スケジュールで不眠症となり睡眠薬を服用、程なくうつ病と報道され姿を消しました。多忙のストレスが原因?いいえ違います。睡眠薬によって統合失調症を発症したのです。摂食障害や買物依存などの症状があったことが後に報道されています。睡眠薬を飲み始めたら人生が終わるのです。
中森明菜もうつ病と報道され姿を消しています。山口達也が姿を消した原因も酒と睡眠薬です。
精神病地獄への入り口
睡眠薬は精神病の入り口になり、うつ病(診断名)、統合失調症へと悪化していきます。理由を問わず不眠を訴える方に処方されますので精神病ではない人が精神病にさせられてしまいます。薬を一生飲み続け精神科に通い続けるお得意様を作り出しているのです。
睡眠薬の恐ろしさは徐々に徐々に正気を奪っていくことです。抗不安作用は抗不安薬に比べれば弱く、ストレスに弱い遺伝特性ではない成人においては一回の服用で大きな問題が起きるようなことは少ないと思われます。しかし、連用によって本人も周囲も気づかぬうちに性格が変わっていくのです。
睡眠薬服用者による事件
睡眠薬服用者による不可解な凶悪事件がたくさん起きています。皆さんご存じのごく一部だけ挙げておきます。あくまでも睡眠薬服用が報道からわかるものだけですので実際は膨大な数が存在します。
事件に睡眠薬を使う事例も多発しています。当たり前ですがすでに本人は常用していてそれが事件を引き起こすのです。
もともと性格が悪いのか薬の副作用なのかわからない?いいえ、睡眠薬のGABA作用・抗不安作用は理性・良心・社会性を奪い「必ず」悪意を増幅していきます。普通の優しい人を性格の悪い困った人に、性格の悪い人を犯罪者に「必ず」変えてしまうのです。三島氏も厚労省も事実上それを認めているのです。新聞テレビはその可能性を一切報じません。
1999年 文京区幼女殺害事件
2004年 奈良幼女殺害事件
2006年 秋田連続児童殺害事件
2009年 首都圏連続不審死事件
2012年 逗子市ストーカー殺人事件
2015年 寝屋川市中一男女殺害事件
2018年 大阪 姉が弟を練炭自殺に見せかけて殺害した事件
2019年 杉並区保育士殺害事件
2021年 大阪ビル放火事件
新しい睡眠薬
公に認めてはいないものの副作用が多発していることを憂慮した製薬会社は新しい睡眠薬の開発を急いでいます。
睡眠作用情報伝達物質はGABA以外にもアデノシン、メラトニン、オレキシンなど多数存在し、それらを利用した睡眠薬が開発されています。もちろんGABA作用薬に比べれば安全性が高い可能性はありますが、ダウンレギュレーションを起こしたりや情報伝達物質のバランスを崩すことは間違いありません。
日本では500万人が服用していると言われている睡眠薬ですがこれほど異常に氾濫している国は他にはありません。多くの人生を狂わせ、あまたの犯罪を作り出している薬の真実をどうか見抜いてください。
安易に薬に頼るのではなく他の方法を見つけることが幸福な人生を全うするためには大切です。高齢者は眠れなくても心配ありません。そんなに眠らなくてもいい年齢になったのです。諦めることが肝心でその方が幸福な老後を過ごせます。
精神病の正体と精神科医の犯罪17に続く
*この文章は「悪魔の処方箋」を加筆、再構成したものです
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