#47 有頂天家族
題名:有頂天家族
著者:森見 登美彦
発行所:株式会社幻冬社
【概要】
登美彦氏史上、これまでになく毛深く、波乱万丈。(登美彦氏談)
「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。
【感想】
まさに「森見節」が効いている小説であり、非常に面白かった。
主人公、矢三郎の父である総一郎がたぬき鍋になって既に死んでいる設定は少し、序盤から衝撃を受けた。
それぞれ兄弟と力を合わせて、様々な困難を乗り越える様(主に夷川家と赤玉先生が絡んでいる)は読み進めていて、非常にワクワクした。