見出し画像

「なるべくお待たせしないように効率よくオーダーを提供するコツ」

ある程度お店が繁盛してくると、いやもしかしてまだ全然繁盛とは言えず軌道に乗ってるともいえない時期にも「瞬間的に一気にお客さんが訪れてあとのほうの人の提供が異常に遅くなる」という事態は起こり得るものです。
これは私自身も長年ずっと悩まされていてかつ追求してきたことです。
ここでも過去に具体的事例を出したりしてケーススタディ的に述べたこともありますが、今回は「そういえばこれ結構ポイントだけどこれまで誰にも言ってこなかったなぁ」ということがありましたのでそれを述べていきたいと思います。
今、「誰にも言ってこなかった」と言いましたが、正確にはそれはつい先日までのことでして、最近カフェラボ会員さんで既に現在店舗経営をされている方が来店されこうした「効率よく、待たさないようなオーダー提供方法」の話になり私が答えつつも「そういえばこのことこれまで誰にも言ったことなかったなぁ」という部分がありましたので、今回はここで皆さんにも共有したいと思います。
早速重要ポイントにまいりますが、その前にまずお客さんが来店された際に伝票なりなんなりに来店時刻(何時何分なのか)を常に書いておくというクセづけをまずするように徹底してください。
これは今回の趣旨の話以外にも例えば私のお店(珈琲文明)では「二時間制」と謳っていますがその時間はいつからカウントされるのかといいますとお客さんが着席した時刻です。これ実際はお水を持っていき、オーダーを取った時刻にしていますが公には「着席した時刻から」と書いておいてます。
お水を持っていきオーダーを伺った時にまだ決まっていない場合も関係なくその時間を記録します(※そうでないといつまでも注文しない人のほうが長くいられることになるから)。
さて、今回の趣旨は「時間制」や「長居」の話(これらの話も必ず後日しますね)ではなく、「なるべく待たさずにオーダーを提供する方法」です。
来店時、または着席時、はたまたオーダー伺った時などそれはお任せしますが、とにかく伝票その他に来店時刻をメモ書きしておくというのを前提に話を進めます。
もう1つの前提として、今まさにピーク時の渦中であり既に大量に洗い物も溜まってきており、もう少しすると食器棚にある(洗浄済&乾燥済の)食器が枯渇し、洗ってすぐその食器を使わなくてはならない状態が間もなくやってきそう(でも現時点ではどうにかなっている)・・・という前提というのもイメージしておいてください。
ピーク時というものをもう少し解像度あげて考えてみると大きな波が複数回(だいたい2~4回)来ると思っておいてください。
仮にその日3回の波が来るお店としましょう。
もちろん何回波が来るのかは結果論ですのでその時はわかりません。
しかし、1回目の波が来て、どうにか落ち着いた、といいますかひとまず現時点で受けたオーダーは全て提供が済んだ状態としましょう。
そこにまた1名のお客さんが来店しました・・・
さて、今回お話するポイントはここからです。

ここから先は

1,663字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?