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「長きに渡り営業していくための努力と工夫と手抜きについて」

年末年始は録画した紅白や実家に行ってトランプしたり、絵にかいたような正月を過ごしてまして、明日からゆるりと2024の営業を始動します。
飲食店たるもの大晦日や三が日を営業すべしなどという空気も薄れてきていますし、でもだからこそ逆張りで営業すれば一極集中で確実に盛況となるのもわかっています。
創業初年度や翌年くらいまでは私も血気盛んに元旦だけ休んであとは営業していました。
そういうのも一度はやってみるといいと思います。
ただいついかなる時も「何のために仕事をしているのか?」ということは忘れないようにしたいものです。
「お金を少しでも稼ぐため」や「受験生」なのであればもちろん正月も何も関係なくやるべきでしょう。
私にとってはもうバカみたいにシンプルに「幸せになるため」と「自由であるため」に働いています。
それはこれからも変わらないのですが、もう少し付け足すと「出来るだけ長くそれら(幸福&自由)が続くように努力と工夫と手抜きをする」ということも言えます。
短期間ではなく長く続けているとどんどん「幸福の深さ」も増します。
創業当時からみると今や「子供」がいたりします。
また例えば先日創業当初からこの16年半通い続けてくれた近所のブティックのバイトのお姉さんのブティックが閉店するにあたって挨拶に来てくれましたんですが、これまでの長い月日のことを語り合ったりして、今後その方が来店する回数は激減しますが今生の別れではありませんし、何よりこれまでの来店歴史(ポイントカードがその方だけでなんと55冊に達しました)などをネタに成される会話は何人たりとも介在出来ぬ尊いものだと思いますし、そういう会話を手に入れることは「長きに渡る営業」以外になく、短期的なものでは生まれぬかけがえのないものです。
話は突然野球のWBCの話になります。
第一回のWBCのときに私はゴリゴリの学習塾社員でして、平日真昼間からテレビでは日本vs韓国の決勝戦をやっていました。
富士吉田教室長の他に山梨エリアマネージャーも兼任していた私は甲府の教室での会議から自教室に戻ってくる際に家に忘れ物をしたことに気づいたので家に寄りました(教室から徒歩5分のところに住んでいました)。
その際にテレビをつけるとそれまでずっと不調だった福留がホームランを打ちました。
激アツな展開に超興奮しながらイイもの見た~!と思いましたがそもそも勤務中でしたしすぐに消して教室に向かいました。
そして14年前、2009年の第二回WBCの時は珈琲文明を始めて2年の時でまだまだ軌道に乗ってるとはいえない時ではありましたが、決勝戦は試合が終わるまで店は休みたしか夕方から開店したのを覚えています。
「ここ一番の自由」を大いに満喫しました。
その後語り草となる「イチローの劇的タイムリーヒット」をリアルタイムで見ることが出来ました。
こんな映画みたいなマンガみたいな試合もう二度と見られないだろうから店を休んで見て本当に良かったと思いました。
でもそんな「映画みたいなマンガみたいな試合」はその14年後の去年、よりいっそう「ウソみたい」で「映画やマンガ【以上の】の試合」を見ることになったのです。
創業して3年で店を畳んでしまってまたサラリーマンに戻ったならば去年のWBCはきっとリアルタイムで見られなかったでしょう。
つまり自営業も短期的な盛況繁盛や自由ではなく長期に渡って続いていることで自由をより満喫できるわけです。
ですからできるだけ長期に渡って続けられるような努力と工夫と手抜きが必要なのです。
先ほどから言ってるこの「努力と工夫と手抜き」このうちやっぱり気になるのは「手抜き」ですよね(笑)。
具体的にどういうことなのか?説明します。

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